俳優デビュー25周年という節目に、15年ぶりの写真集『Midday Reverie』を出す上戸彩さん。子育て中心の忙しい日々の中で、仕事に対するスタンスも変化したという彼女に、SNSとの向き合い方、作品選びの基準、結婚後でターニングポイントになった作品などを聞いた。
(前後編の後編)

【写真】15年ぶりの写真集を発売、上戸彩の撮り下ろしカット【6点】

――上戸さんが15年ぶりの写真集『Midday Reverie』が発売するというニュースはSNSを中心に大きな反響を呼びましたが。そういう声はチェックされましたか?

上戸 細かくはチェックしてないんですが、写真集お渡し会のチケットが即完売と聞けただけでも、「買ってくれる人がいるんだ!」と肩の荷が何メートルも下りました(笑)。

――昔からエゴサーチはされるほうですか?

上戸 するほうだと思います。「あのときの発言を、こうやって捉える人がいるんだ」とか、「傷付く人がいるなら、こういうトークはやめておこう」など、アドバイスとして見ています。昔は2ちゃんねるも見ていましたから(笑)。

――2ちゃんねるまで!?

上戸 当時は2ちゃんねるぐらいしかなかったですからね。

――事務所によってはタレントさんに見せないようにしますよね。

上戸 厳しい意見を見て傷付いちゃう人はそうでしょうけど、私の場合は、たまに事務所に行くと、わざわざマネージャーさんが2ちゃんねるを開いて見せてくれたんです(笑)。極端な意見も全部見てきましたが、あまり私の中では響かないんですよね。

――どうしてですか?

上戸 素の上戸彩として見られていたら傷付いていたでしょうけど、自分を作られたキャラクターと思って見ていたからかもしれません。若い頃は基本的に敷かれたレールを歩いていたので、自分自身を商品として見ているところがあったんですよね。ただニュースのコメント欄は、粗探しがトップに来ると、そればかりが続いちゃいますからね。
逆に良い意見がトップに来ると、良い意見が続くので、そういうときは「ありがとう」と心の中で拝んでいます。

――お子さんが生まれてから、お仕事に対する意識に変化はありましたか?

上戸 感謝の気持ちがより強くなりました。ずっと私は育児優先でやらせていただいてますが、現場の方からすると、時間の融通が利く女優さんの方が起用しやすいはずなんです。それなのに私を選んでくださる関係者の方々、共演してくださる方々には頭が上がらないですし、ありがたいという気持ちでお仕事をさせていただいています。

――作品選びの基準はありますか?

上戸 一番は台本を読んで、みての直感ですね。監督さんや役者さんなどの要素も入りますが。

――お子さんが生まれたことが作品選びに影響した部分もあるのでしょうか。

上戸 私は家にも役を持って帰っちゃうタイプなので、子供ができてからは、ものすごく暗い役や、自分とギャップのあるような役を選べるようなスイッチにならず、かれこれ10年が経っちゃいました。なので、そろそろギャップのあるお芝居をしたくなってきました。

――ご結婚されてから、ターニングポイントとなった作品はありますか?

上戸 2013年の『半沢直樹』(TBS)は私の中で大きかったですね。1作目の放送は結婚した翌年で、世間の皆様に奥さんというイメージがない時期だったのに、堺雅人さん演じる半沢直樹の奥さんという役柄。まだ当時は奥さん役のイメージがなさすぎたので、そんな私が「奥さんをやるの?」と言われるような時期でした。


――どのようにオファーがあったのでしょうか。

上戸 『3年B組金八先生』で鶴本直を一緒に作ってくださった演出のジャイさん(福澤克雄)から直々に、「半沢花をやってほしい」と言っていただきました。しかも「奥さんに見えないからこそやってほしい」と、事前に不安を取り除いてくださったんです。それで私から、「奥さん役なら髪を黒くしたほうがいいですよね」と聞いたら、「何もしなくていい。銀行員の奥さんに見えないほうがいいから」と言われて。しっかりとジャイさんがキャラ作りをしてくださるので、それに私はついていくだけでした。それがお化け大ヒットドラマとなって、沢山の方に評価していただいて、印象的な役として多くの人の記憶に残してもらえて。鶴本直に続いて、またジャイさんに宝物をいただいたなと思います。

――家庭に仕事にお忙しい中で、オフの時間はありますか?

上戸 ほとんどないですね。特に土日は一番忙しいです。だから月曜日が一番疲れているんです(笑)。

――最後に今回の写真集で特に注目してほしいポイントは?

上戸 私としては手に取っていただけたら、それだけで十分です。
皆さんが写真集を見てどう思ったかは、エゴサーチします(笑)。

▽『上戸彩写真集 Midday Reverie』
発売日:2025年7月10日(木)
定価:3850円(税込)
発売:宝島社

▽上戸彩
1985年生まれ、東京都出身。1997年に芸能界入りし、2000年代にドラマやCMで大ブレイク。9月26日公開予定の映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦』に出演。
公式サイト:https://tkj.jp/book/?cd=TD058447
X:https://x.com/ayaueto_mr

▽衣装
トップス¥57,200
スカート¥64,900(2点、RIV NOBUHIKO/ハルミ ショールーム)
イヤリング〈1点〉¥110,000
イヤカフ ¥74,000
リング¥129,000(3点、oeau/ハルミショールーム)

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