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7月4日に発表された同ランキングでは、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』への出演などで支持を高めた原菜乃華が1位に。3位見上愛、4位あの、5位出口夏希と納得の顔ぶれが並んだが、そのなかで最も芸歴が長いのが2位に選ばれた畑だ。
畑は現在23歳と若く「最近出てきた」というイメージがあるが、実は1歳から芸能活動をしており、芸歴は22年。「物心がついた時にはもう仕事をしていた」といい、幼少期は子役としてドラマや子ども向け番組などに出演し、小学生時代にアイドルグループ「Pocchimo」のメンバーとして活動したこともあった。
しかし、なかなかブレイクの兆しは見えず、いわゆる「下積み」が長く続いた。この下積みの長さは本人が自虐ネタにしたこともあるほどで、オーディションでの落選も数多く経験したといい、そういう意味では「苦労人」といえる。
それでも多数のドラマや映画に脇役などで出演して実力を磨き、松本潤が主演したTBS系ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズで香川照之が演じた佐田篤弘の娘役など印象的な役柄も手にした。
2020年には、人気コミックを実写化したテレビ朝日系ドラマ『女子高生の無駄づかい』で、小柄で可愛いのに口が悪い女子高生・百井咲久を演じたことで注目度が急上昇。NHK大河ドラマへの出演などを経て、深夜帯ながらMBS系『女子高生、僧になる。』やテレビ東京系『パティスリーMON』などで主演を務めた。
昨年12月に公開された『うちの弟どもがすみません』で念願の映画初主演を果たし、ついにブレイクの気配が漂い始め、今年4月期のテレビ朝日系ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』での好演も話題になった。
とくに本格ブレイクのムードが色濃くなったのが、なにわ男子の大橋和也とW主演を務めた公開中の映画『君がトクベツ』。
同作には、大橋のほか、木村慧人(FANTASTICS)、山中柔太朗(M!LK)、大久保波留(DXTEEN)、NAOYA(MAZZEL)ら事務所やグループの垣根を超えたイケメンキャストが集結しており、このような作品でヒロインを務める女優はやっかみの対象になりかねない。畑は他の作品でも、ACEesの作間龍斗や那須雄登ら人気男性アイドルと多く共演しており、なおさらだ。
しかし畑は女性層からの好感度が非常に高く、SNSで同性からの批判めいた声はほとんどみられない。キュートなルックスで男性人気があるのはもちろんだが、女性からの支持も高いのが大きな武器だ。だからこそ、多くの人に「ブレイク女優」として推されているのだろう。
『君がトクベツ』は、畑と大橋のW主演でMBS・TBS系の深夜枠にて連続ドラマ化されることが決定しており(9月16日スタート)、より畑の本格ブレイクの機運を高めそうだ。ただ同作は基本的に若い女性に支持される作品であるため、幅広い層へのアピールという意味ではもう一押し必要になる。
そんななか、決定打の一つになりそうなのが放送中の「やかんの麦茶」のCMだ。今春より、同CMは国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』とコラボし、大人になった野原しんのすけ(高橋文哉)ら野原家が実写で登場している。
6月からは、赤ちゃんから「20歳のギャル」に成長したしんのすけの妹・野原ひまわり役で畑が出演しており、これがSNS上で「ギャルになったひまわり可愛すぎ!」「すごくひまわりっぽい!」などと幅広い層からの反響を集めているのだ。同CMはインパクト抜群で話題性も高いため、本格ブレイクへの起爆剤となりそうだ。
急激な人気の高まりを感じるが、彼女は自身の近年の躍進について、2023年の毎日新聞WEB版のインタビューで「浮ついた気持ちは全然ないので、もっともっと泥水をすすって、床をはいつくばって。
7月25日に公開される渡辺翔太(Snow Man)の主演映画『事故物件ゾク 恐い間取り』でヒロインを務めることも決まっており、国民的アイドルグループのメンバーとの共演で、さらに支持と認知度が高まりそうな気配だ。芸歴22年でついに本格ブレイクとなるのか、いま最も目の離せない女優の一人といえそうだ。
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