国内最大級のコスプレイベント「Ultra acosta!@池袋サンシャインシティ」が7月4日から3日間にわたり池袋サンシャインシティで開催。今年もオールナイトでの交流会や撮影会、特設ステージでのコスプレパフォーマンスを実施、2万人の来場者を集めた。
「ENTAMEnext」では当日会場でコスプレイヤーさんを直撃し、撮り下ろしの撮影とインタビューに答えてもらった。

【写真】せじかさんの千早愛音コスプレ撮り下ろしカット【8点】

今回、お話を伺ったのは、メディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』(以下、『バンドリ!』)より、千早愛音のコスプレをしていたせじかさん。九州から上京し、学業と両立しながら活動に励む現役女子大生の彼女の等身大の素顔に迫った

――今日のコスプレを教えて下さい。

せじかさん 『バンドリ!』の千早愛音ちゃんのコスプレです。この作品が本当に大好きなので、ずっとやりたくて3ヶ月くらい前から「夏に出したいな」って温めていました。

――3ヶ月も前から!かなり思い入れのあるキャラクターなんですね。

せじかさん そうですね。今日が初出しなんです。2日前に家で一度着てみた(宅コス)ときは、「なんか顔が違うな、思った通りじゃないな」って少し落ち込んでいたんですけど、今日メイクしてみたら「あれ?意外といいかも」って。自分の中では、まあまあ良い感触かなと思っています(笑)。

――出身はどちらですか?

せじかさん 九州の熊本で、大学進学を機に状況しました。今は一人暮らしをしながら学校に通って、バイトもしてお金を貯めて、コスプレ活動に充てる、という感じですね。


――学業とバイトとコスプレの両立は大変じゃないですか?

じかさん まあまあまあ(笑)。でも、すごく楽しいです。大学では文系で、今はメディア系の勉強をしています。

――メディア系、というと?

せじかさん これまでの紙媒体からSNSが発展したことで、メディアというものがどう変わっていったのか、という変遷を学んだりしています。もともと作文を書くのが好きで、記事作成の勉強もしているんです。

――コスプレを始められて長いんですか?

せじかさん いえ、まだ1年ちょっとくらいです。もともと、ずっとYouTubeでコスプレイヤーさんの動画を見るのが好きだったんです。それで、大学受験が終わったのをキッカケに「私も始めるぞ!」って意気込んで始めました。誰かに憧れてというより、コスプレという文化そのものが好きで、「いつか自分もやってみたいな」って思っていました。

――コスプレを始めてみて、何か発見はありましたか?

せじかさん 元々テレビで見るくらいでSNSはまったく触ってこなかったんです。なので、コスプレイヤーさんたちがXとかのSNSでみんな繋がっていて、日々ものすごい数の写真が投稿されているんだっていうのを、活動を始めてから知りました。

――全く違う世界が広がっていたと。


せじかさん はい。だから最近は、コスプレそのものも楽しいんですけど、コスプレをした後の写真の扱い方にも興味が出てきました。カメラやライティング、レタッチ(加工)の技術にすごくこだわりがある方が多くて、そういった方々の投稿を漁るのにハマっています。元々ネットとかあまりやってこなかったので、今も不慣れながら、思考錯誤しながらSNSを頑張っています。

――そこまで夢中になれる、コスプレの一番の魅力とは何でしょう?

せじかさん うーん……やっぱり「キャラクターが“実現”している」っていう感覚が、一番ハマる理由ですね。2次元と3次元を繋ぐ感じが、どうしても楽しくて。本当に、他では得られないコスプレならではの感動があるんです。洋服とかウィッグとかを準備している段階から、「目の前に推しがいる!」っていう感覚で、すごくワクワクします。ただ楽しいというより、「感動」なんですよ、本当に。

――最後に、今年の目標を教えてください。

せじかさん 今年20歳になるので、今後やりたいことを見つけたいです。まだ将来どういった仕事に就きたいかとか、漠然としているので。
ちょっとリアルな話ですけど(笑)、自分の目標となる指針を見つけることが、今年の目標ですかね。

【あわせて読む】【コスプレ】“ボカロ厨”として夢を叶えた少女…こだわり尽くした鏡音リン姿で「ニコ超」初参戦
編集部おすすめ