国内最大級のコスプレイベント「Ultra acosta!@池袋サンシャインシティ」が7月4日から3日間にわたり池袋サンシャインシティで開催。今年もオールナイトでの交流会や撮影会、特設ステージでのコスプレパフォーマンスを実施、2万人の来場者を集めた。
「ENTAMEnext」では当日会場でコスプレイヤーさんを直撃し、撮り下ろしの撮影とインタビューに答えてもらった。

【写真】相川ベリィさんの下江コハルコスプレ撮り下ろしカット【8点】

今回、お話を伺ったのは、『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』(以下、『ブルアカ』)より下江コハルのコスプレをしていた、相川ベリィさん。声優の専門学校に通い、夢を追いかける彼女だが、その道を志したキッカケは心無いアンチコメントだったという。そんな逆境を力に変える彼女の強さの源と、その裏に隠された意外な素顔に迫った。

――今日のコスプレを選んだ理由を教えて下さい。

相川さん 『ブルアカ』のキャラクターは全員好きなんですけど、コハルちゃんは特に大好きで、1年以上ずっとコスプレしたいと思っていたので今日やっと実現できて本当に嬉しいです。

――1年以上も!なぜそんなに温めていたんですか?

相川さん 他にやりたいキャラクターの衣装をたくさん買っていたり、周りでやっている方を見ると「あ、じゃあ自分はいいかな…」って、なぜかちゅうちょして(笑)。でも、ずっとやりたかったので、実際に着てみるとやっぱりすごく楽しいですね。ただ、コハルちゃんはいわゆるツンデレ系のキャラクターなので、ポーズは取りやすいんですけど、「この子が心から笑顔になるのってどんな瞬間だろう?」って、もっと深く考えてくればよかったなという反省もあります。

――キャラクターへの愛が深いんですね。普段は何をされているのでしょう。

相川さん 声優の専門学校に通っています。
でも、もともとは自分の声がすごく嫌いで……。だからこそ、これを武器にしたいなと思ったんです。

――嫌いなものを、あえて武器にしようと?

相川さん 少し変わった話かもしれませんが、直接のキッカケはネットでのアンチコメントでした。以前、配信活動をしていた時期があるのですが、その時に「こんなのが家族にいたら縁切りたい」とか「ババア」「声作ってる」とか、心無い言葉をたくさん言われて……。でも、それを目にしたときに、不思議と「ああ、多くの人がツッコミたくなるような、特徴的な声なんだ」って、ポジティブに捉えられたんです。

――すごい精神力ですね。普通は落ち込んでしまいそうです。

相川さん もちろん最初は傷つきました。でも、これからアニメ業界もきっと進化していく中で、声優という職業じゃなくても、専門学校で学んだ経験は絶対に活かせるはずだと。そう考えたら、挑戦してみようって思えたんですよね。

――逆境をバネにする強さがあるんですね。ご自身の好きな部分はどんなところですか?

相川さん うーん……それが、自分の好きな部分って、あんまりないかもしれないです(笑)。
学校に通い始めて、少しは自信が持てるようになったかな、とは思いますけど…。実は、結構“病みがち”なところがあって……。最近、すごくハマっているのが占いです。

――占い、ですか。

相川さん はい。先月はたぶん、占いに3万円くらい使っちゃいました(笑)。多い時は月に3回くらい行きますね。どちらかというと、未来を予知してもらうというよりは、人生相談に近いかもしれません。「苦手な人がいるんですけど、どうしたらいいですか」とか、「私はこれからどうやって生きていけばいいですか」みたいな、かなり切実な相談をしちゃっています。

――そこまでハマる占いで、何か心に残る言葉はありましたか?

相川さん 声優の夢についても占ってもらったとき、「少し先になるけれど、30歳くらいには結構有名になっているのが見える」って言われました。ちょっと遠い未来ですけど、もし本当に30歳で声優としてチャンスが来るなら、すごく嬉しい。その言葉を信じて、今は精神を安定させて、落ち込まないように現状を維持していかないとですね。


――夢に向かって学ぶ学校生活はいかがですか?

相川さん すごく楽しいです。もちろん、クラスメイトとぶつかることもありますし、特に若い男の子って、冗談の加減が分からなくてお互いにヒートアップしちゃったり(笑)。でも、何か問題が起きても、ちゃんと一緒に解決しようと向き合ってくれる仲間がいる環境は、本当に素敵だなって感じます。

――最後に、今年の目標を教えてください。

相川さん すごく現実的なんですけど、「休まず学校に行って、健康に気をつける」です。

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