高身長で魅せる抜群のスタイルと、徹底したキャラ造形へのこだわりでたびたび注目を集めるのは、コスプレイヤーの高島江梨奈だ。アイドルとしての活動もスタートしたという彼女に近況を尋ねると、持ち前の幅広いポテンシャルが浮き彫りに。
そして8月17日に参加予定だという「コミックマーケット106」への意気込みも教えてくれた。

【写真】高島江梨奈さんの撮り下ろしカット【7点】

――高島さんは、現在主にどのような活動をしているのでしょうか。

高島 コスプレイヤーとしてドラゴンボールの「人造人間18号」や五等分の花嫁の中野一花・中野四葉などをイベントで披露してきました。アイドルとしての活動も活発で、8月からは ちとせよしの さんなどが所属するグループ「あまいものつめあわせ」にサポートメンバーとして加入しています。さらに「CLIONE(以下「クリオネ」)」というユニットでも活動を開始しており、先日8月5日には『うる星やつら』より「ラムのラブソング」のカバーをリリースしました。

――2つのアイドルグループで活動するなかで、それぞれどのような高島さんの姿が見れるのでしょうか?

高島 「あまいものつめあわせ」では、本当に「THE・アイドル」な私の姿を見せられると思います。曲も元気でかわいいものがたくさんあるので、キュートな表情もどんどん見てもらえるはずです。8月15日と16日にさっそくサポートメンバーとして参加するので、観に来てください!

――初めてメンバーと顔合わせをしたときの感想を教えてください

高島 メンバーのみなさんと初めて会ったときは「ハア……。」とときめいてしまうほどのキラキラオーラに驚きました。人気のあるグループに入ることへのプレッシャーはありますが、きちんとメンバーの一員として見てもらえるよう努力していくつもりです!

――クリオネでの高島さんは?

高島 クリオネでは、アイドルとしてのかわいさはもちろんですが、どちらかといえばかっこいい私の姿を見れることが多いかな。テクノ風にアレンジした懐かしのアニメソングを歌うなかで、クールな表情をしているところにも注目してほしいです。

――メンバーの七転びやお(以下、「やお」)さんはどんな人ですか?

高島 やおちゃんは、高校生なのにとんでもなく大人びているところが魅力です。でも、好物のエビを目の前にしたときに「エビ、エビ!」と机を叩きながら興奮している姿をみたときは「あ、子どもらしいところを見れた!」と安心しました(笑)

――クリオネは、後楽園ホールで開催するプロレスの大会でオープニングアクトを務めるとか。


高島 はい。8月22日に開催される「SEAdLINNNG~10周年記念大会~」にて、キン肉マンのオープニングである「キン肉マン Go Fight!」のカバー曲を披露する予定です。360度全員がお客様なので、アイドルのステージとは違った感覚で歌えるのではとワクワクしています。ただ、神聖なリングの上で歌わせていただくからには、プロレスファンの人にも認めてもらわなければなりません。リングへの入り方など、女子プロで学びを得てから臨むつもりです。

――さまざまな活動に力を入れるなかで、ほかにチャレンジしたいことはありますか?

高島 めちゃくちゃビビリだからこそ、ドッキリにもかけられてみたいです。心霊スポットは大丈夫なのですが、驚かされるのにとにかく弱くて……。どうせなら画面いっぱいに、私がアイドルやコスプレイヤーでは見せない驚愕の表情を映してほしい!

――まもなく「コミックマーケット106」が開催されます、こちらで披露するコスプレは決まっていますか?

高島 2025年7月開催の「Ultra acosta!」でも披露した『ONE PIECE』ペローナで参加します。

――ペローナを選んだ理由を教えてください

高島 かわいいものに目がないペローナの姿を見て、「なんだか自分に似ているな」と感じたのが理由です。私が末っ子なこともあり、かなりのお嬢様気質なところもそっくりですね。周囲からもペローナのビジュアルが似合いそうと言われていたので、思い切ってチャレンジしてみることにしました。

――コスプレをするときに、意識していることはありますか?

高島 作品へのリスペクト、そして一つのことをとことん突き詰める性格が相まって、コスプレのキャラを忠実に再現することには力を注いでいます。
ペローナのときは、キュッとした腰回りに少しでも近づくため、3日間塩分を取らずに身体を絞りきりました。くびれをさらに作るためコルセットを着用したときは、お腹がかぶれてしまったこともあります。

――それはすごいですね…実際に撮影するときに、何か意識していることはありますか?

高島 イベントの1週間前には、披露するキャラのアニメだけをひたすら観るようにしています。もちろん、好きな作品の登場人物から選んでいるので、性格などはバッチリ把握しています。でもそのキャラだけに注目してアニメを観ると「こんなリアクションをしていたんだ」など、いままで気付けなかった発見ができます。

――ペローナのときは、どのようなポーズをしたのでしょうか?

高島 ペローナは傘がトレードマークでありつつも、代表的なポーズは少ないかもしれません。そのぶん表情が豊かなことを意識し、ベロを出したりウインクをしたりしているので、撮影チャンスはたくさんあると思います!

――これから挑戦してみたいコスプレは?

高島 私は「クレヨンしんちゃん」を心から愛しているので、野原一家のコスプレをするのが夢なんです。個人的に楽しみなのはシロ(犬)ですね。真っ白な全身タイツはもちろん、顔も全面ホワイトに仕上げたうえで会場へ出向きたいと思っています。

――最後に、コミケで高島さんへ会いに行こうかちょっと悩んでいる人に伝えたいことはありますか?

高島 私はコスプレイヤーのなかでも、“神対応1位”だと勝手に思っています(笑)。会いにきてくれたら「あれ……前から友だちだったっけ?」と錯覚するくらい、気さくに話しかけるので安心してください。とにかく喋るのだけは自信があるので、気軽に遊びに来てくれると嬉しいです!

取材・文/川上良樹

▽高島江梨奈
趣味はコスプレとゲームとアニメ鑑賞、マンガ、ウォーキング。コスプレイヤーとして活躍する傍ら、アイドルグループ「あまいものつめあわせ」のサポートメンバーに加入した。
8月からは新規ユニット「CLIONE(クリオネ)」のメンバーとしても活動を開始し、デビューMV「ラムのラブソング」(cover)」を公開。9月4日にはクリオネとして初のライブイベント参加も控えている。

https://linktr.ee/erinadayooooo
https://lit.link/CLIONE_official

【あわせて読む】歴10年の美人コスプレヤーが『FF VII』ティファに「出会ったのは子供の頃、美しい腹筋に憧れます」
編集部おすすめ