カズレーザーとの結婚でどう変わる? 二階堂ふみ、過激シーンも辞さぬ女優魂と強烈個性

8月10日、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーと女優の二階堂ふみが結婚を発表し、世間を驚かせた。カズレーザーといえば多くの番組に出演し、トーク力と臨機応変な対応ができる知性派芸人として人気が高い。そんなカズレーザーの心を射止めた二階堂も、どんな役でも演じきる実力派女優として知られる。【関連写真】二階堂ふみ、美脚あらわな“ノスタルジックSHOT”二階堂は、ファッション誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍した後、2007年に女優デビュー。開花したのは2011年の初主演映画『劇場版 神聖かまってちゃん／ロックンロールは鳴り止まないっ』で、周囲とのギャップに悩む女子高生を熱演して多くの賞を獲得。翌年には、染谷将太とW主演を務めた映画『ヒミズ』で「第68回ヴェネツィア国際映画祭」新人賞のマルチェロ・マストロヤンニ賞を日本人として初めて受賞した。さらに、その後に出演した『悪の教典』の演技も高く評価され、日本アカデミー賞の新人俳優賞を獲得している。一気に注目株となった二階堂だが、ここからの勢いがまたすごかった。2014年公開の主演映画『私の男』で、当時10代ながら浅野忠信が演じる養父との近親相姦という衝撃的な役柄に挑戦。激しい濡れ場を演じてみせた。この役作りにあたり、思春期特有のふくよかさを出すために3キロ増量して挑んだというのだから、女優魂がすごいとしか言いようがない。また、映画『リバースエッジ』『人間失格』『ばるぼら』でも過激シーンに挑戦しているが、それらは話題作りで脱いでいるわけではなく、作品の必然性に基づくものだ。二階堂は体当たりの演技で、人間の持つ生々しい感情を見事に表現してみせる。芸能界には、さまざまな事情で情事NGの女優が多くいるが、そんな中で二階堂の存在は特別なものと言えるだろう。一方で、コメディにも強い。大ヒット映画『翔んで埼玉』では初の男性役・壇ノ浦百美に扮し、ぶっ飛んだキャラクターがハマり役に。演技の幅の広さを見せつけた。ドラマでも存在感を発揮しており、2013年放送の『Woman』（日本テレビ系）では、複雑な家庭環境で育った植杉栞を、繊細かつ不気味に演じて注目を集めた。さらに、NHK大河ドラマには『平清盛』『軍師官兵衛』『西郷どん』と3作出演。凄腕刑事を演じた2019年の『ストロベリーナイト・サーガ』（フジテレビ系）を経て出演した、NHK連続テレビ小説『エール』では、窪田正孝と理想の夫婦像を描き、勝ち気で情熱的なヒロイン・古山音を好演した。朝ドラ後はドラマ出演が増え、2023年の『VIVANT』（TBS系）では世界医療機構の医師・柚木薫役を熱演。主人公・乃木憂助との関係が気になる難しい役どころだったが、医師として患者を守る強い信念と、時折見せる女性としての素顔を巧みに表現。ドラマのヒロイン的なポジションとなり、続編でも活躍が期待されている。また、ラブコメ作品でも魅力を発揮している。2021年の『プロミス・シンデレラ』（TBS系）では、曲がったことが大嫌いな人生崖っぷちアラサー女子を演じた。2024年の『Eye Love You』（TBS系）では、不思議な力を持つヒロインが年下の韓国人留学生に振り回されながら恋に落ちていく姿をキュートに演じている。演じるタイプは違うが、視聴者から共感を得られるところは、二階堂の演技力の高さのなせる業だろう。こうして見ていくと、二階堂はまさに「どんな役でも演じられる天才女優」と呼ぶにふさわしい存在だ。結婚を機にこれからどんな変化を遂げるのか？ 新たな名作を生み出してくれることに期待したい。【あわせて読む】二階堂ふみ、太ももギリギリ…ミニ丈から美脚あらわなノスタルジックショット公開