8月16日、元モーニング娘。の後藤真希が自身のYouTubeチャンネルを更新。
「【現役アイドル降臨】こっちゃん登場!CANDYTUNE立花琴未ちゃんとアイドルあるある&倍倍FIGHT!」とのタイトルの動画を投稿した。

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この日のゲストは令和アイドルの代表格、CANDYTUNEの立花琴未。平成を象徴するトップアイドルの後藤と、令和の現役アイドルが同じ目線で語り合う機会は珍しく、世代を超えた「ファンサービスの進化」が浮き彫りになる内容となった。

まず2人が盛り上がったのはファン交流イベントの変化。平成アイドルといえば握手会が定番で、数秒の手のぬくもりにファンが全力の思いを込め、アイドルも全身で応える。その緊張感こそがイベントの醍醐味だった。しかし立花は「(握手会は)ないです。チェキ会です」と回答。ファンと一緒に写真を撮り、その数秒間で言葉を交わすのが一般的になっていると明かした。

「後藤はソロになってからツーショット撮影をするようになったが、ファンとの接触は『ありがとう』と言うくらいしかないそう。立花から、チェキ会ではファンとのトークが10秒程度あると聞き、驚きを隠せない様子でした」(YouTubeライター)

次の話題は「カメラとの関係」に。平成はガラケー時代で、そもそもファンにはライブを撮影しようという発想があまりなく、後藤は「私はカメラから逃げていた」と笑いながら語っていた。


しかし現在は、SNSに画像や動画が拡散され、それがバズれば人気に火がつくこともしばしば。立花は「令和のアイドルは本当にカメラを追うのがもう必須になってて」と説明。テレビ収録でもカメラ割りをチェックし、「この秒数でここからカメラが入るの全部暗記して」と明かした。

逆に立花が驚いたのは、肌に対する意識。令和のアイドルは「どれだけ美白になれるかが勝負」だと言い、睡眠時間が削られてでもスキンケアには余念がないのだとか。それに対し後藤は、「日焼け対策しっかりしてますってことはなかったかな。むしろ浴びてた。ステージ上に寝転んで焼くみたいな」と告白。これには立花も「え、浴びてた?」「正反対ですね」と目を丸くしていた。

「平成アイドルと令和アイドルの違いについては、元NMB48の吉田朱里も8月11日に更新したYouTubeチャンネルで、メイクをテーマに解説しています。吉田は『まつ毛が一番大きな違い』と分析。『平成はとにかくボリュームと長さとカールが全部出ればいいって感じだったんだけど、今の子たちは束感をすごく大事にしている気がする』と述べ、実演してみせました」(前出・YouTubeライター)

平成アイドルと令和アイドルの違いについて、アイドルライターがこう語る。


「時代の流れとともに、『アイドル』という肩書は、タレントだけでなく、女子アナやアスリート、果ては加藤一二三のような男性棋士にまで付けられるほど多様化していきました。それだけ誰もが身にまとえるカジュアルなものになったとも言えます。その流れは、本業の『アイドル』たちにも波及。それまで“遠くにいる憧れ”だったアイドルが、AKB48 の登場以降“隣にいる友人”のような親しみやすい距離感が求められるようになり、令和になってそれがさらに加速している印象です。後藤がびっくりしたのも、平成と令和の感覚の差をリアルに感じたからでしょう」

“推し”が当たり前になった令和の今、その先にどんな新しいアイドルの形が生まれてくるのか楽しみである。

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