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『グラスハート』は若木未生の名作を映像化した青春音楽ラブストーリーで、佐藤が主演のみならず企画から携わり、共同エグゼクティブプロデューサーを務めて完成させた作品である。物語は、バンドを追われた大学生・西条朱音(宮﨑)が、孤高の天才ミュージシャン・藤谷直季(佐藤)にスカウトされ、新バンド「TENBLANK」のドラマーとして加入するところから始まる。劇中で朱音が才能を開花させ、仲間と共にスターダムへと駆け上がる姿は、演じた宮﨑自身の軌跡とも重なっている。
「TENBLANK」は現実でも世界デビューが決定しており、8月17日には日本テレビ系『Golden SixTONES』でバラエティ初出演。バンドのメンバーである佐藤、町田啓太、志尊淳という錚々たる役者と並んで堂々とトークやゲームに挑んだ宮﨑の姿に、SNS上は「あの子誰?」の声であふれた。
「宮﨑は佐藤も同席したヒロインオーディションで、大役を射止めました。驚くべきことに、当時の宮﨑は楽器経験ゼロ。まったくの初心者からドラムに挑戦し、約2年間にわたる練習と撮影を経て、吹替なしで迫力ある演奏を披露できるまでに成長しました。プロデューサーとして作品全体を見渡す立場にあった佐藤は、物語の中で輝きを放つヒロイン像に宮﨑を重ね合わせたそうで、彼女の持つ透明感と芯の強さが決め手となったようです。彼女がまだ大手事務所に所属する前のタイミングでの抜擢で、無名の新人がビッグタイトルのヒロインに抜擢され、その後大手に移籍するという流れは、典型的なシンデレラストーリーと言えます」(芸能記者)
『グラスハート』の配信は日本国内だけでなく海外でも大きな反響を呼んでおり、TENBLANKの楽曲もApple MusicやSpotifyのチャートで上位を獲得、音楽的にも注目を集めた。
「宮﨑の魅力は、あどけなさと凛とした強さを併せ持つところ。劇中では無鉄砲に突き進む若者らしい姿を見せる一方で、演技の瞬間瞬間からは大人びた深みも感じられます。
「あの子誰?」は、すぐに「次のスター」に変わりそうだ。
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