「自分はモブでいい」実は推し活ガチ勢で、高校時代モテモテ!? フォロワー50万超・月海つくねの素顔

金髪ショートのクールなビジュアルで、国内外に多くのファンを持つコスプレイヤー・月海つくね。彼女が『ぼっち・ざ・ろっく！』の山田リョウに扮した投稿は6万いいねを超える大反響を呼んだ。しかし、その素顔は「推される側」よりも「推す側」の気持ちがよく分かる、意外な一面を持っていた。輝かしい活躍の裏にあるコスプレでのキャラ作りの苦労、そして「女の子にモテたかった」という甘酸っぱい高校時代の記憶まで、彼女の知られざる原点に迫る。

【写真】高校時代、髪が長かった頃の月海つくね＆制服ショット

今年の夏、これまで特に印象に残っているのは、7月の「Ultra acosta！」のステージです。急遽出演することになったので、「コスプレは何がいいかな」と考えたときに、ステージに立つからには皆さんが知っているキャラクターがいいなと。ちょうど『ぼっち・ざ・ろっく！』の山田リョウちゃんのウィッグが家にあったので「リョウちゃんにしよう！」と決めました。

ステージに上がって驚いたのは、お客さんの熱気です。特にウィル様のファンの方がすごくて。最前列にずらっと女の子たちが並んでいて、うちわを作っている子もいました。ウィルさんが出てきた途端、「ぎゃー！」って。本当にアイドルのようでした。

この時の写真にもすごく反響をいただき、6万いいねもついたんです。リョウちゃんというキャラクターが本当に人気なんだなと改めて実感しました。ちなみに、『ぼっち・ざ・ろっく！』は、メンバー全員のウィッグを揃えているんですよ。まだ2人しかやれていないので、いつか残りのメンバーも披露したいなって思います。

イベントでは物販も行うんですが、特に欠かせないのがチェキですね。本当にたくさんの方が求めてくださって中には1人で20枚も撮ってくださる方もいたりするんですよ。ありがたいですよね。でもそうするとポーズに迷ってしまうこともあるので、そういうときは直接「何がいい？」って聞くこともあります。まあ、大抵「お任せで」って言われて、頭を抱えちゃうんですけど（笑）。

チェキの楽しみ方って、二つのパターンがあるなと思っていて一つは、ツーショットを撮る「経験」として楽しんでくださる方。もう一つは、ピンショットで、その衣装やキャラクターを「コレクション」として残したいと思ってくださる方です。どちらの気持ちも嬉しいですよね。

実は私自身も、チェキを撮るために会いに行く「推し」がいるんですよ。その子は福岡にあるお気に入りのメイドカフェにいて、世界一可愛いんですよ（笑）。私がコスプレを始める前からの付き合いで、アパレル業界に転職したことも、コスプレイヤーになったことも、全部知ってくれています。

だから私がいろんなお仕事をさせていただくと、すごく褒めてくれるんですが、私はファンとして、その子の話を聞きたいので話の中心が私になるのが嫌なんです。自分の話よりも、その子が「今何にハマっている」とか、「何が嬉しい」とか、そういう話をずっと聞いていたい。自分はモブでよくて…。私が「今日も可愛いね」って言ったら、「うん、知ってる」って返してほしいなといつも思っています（笑）。

そしてありがたいことに、SNSに投稿した写真にたくさんの反応をいただいています。制服の写真もそうですし、『ゼンレスゾーンゼロ』というゲームのキャラクターのコスプレもたくさん見ていただけました。

制服の写真は、「夏コミ」で出す写真集の撮影のときですね。廃校になった小学校がスタジオへ行ったんですが、すっかり忘れていた学生生活を思い出しましたね。高校時代の私って、女の子にモテたくて黒髪のマッシュウルフだったんです。当時、通っていた高校は女子の比率が高かったので、「ここでうまくやっていくには女の子に好かれないと」と思ったのと、単純にキャーキャー言われたかったんですよね（笑）。実際に、他校の知らない人から「あの子は女の子が好きなのか」って噂されるくらいに。正直、高校時代が一番モテました（笑）。

今は金髪ショートが私のトレードマークになっている気がするんですが、これは私の本意ではないんです…。本当は白髪にしたくて、白に染めているんです。でも1週間もすれば色が落ちて金髪になってしまって、仕方なくこの色になっている、という感じ。次に髪色を変えるとしたら、水色にしてみたいですね。

そしてその「夏コミ」ではなんと、初めて「壁サー」。意気込みは、「熱中症に気をつけて楽しもう！」。これに尽きます。そして8月31日に、東京・錦糸町マルイさんで生誕イベントを開催が決定しました。去年と同じくらいの規模感になると思いますが、トークショーの場所はもう少し多くの人が入れるように調整してもらっているところです。

まだ発表できないお仕事もたくさんありますが、まずは生誕イベントと「コミケ」で、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせたら嬉しいです。

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