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吉本興業が8月20日、プレスリリースを発表した。新サービスはサブスクリプションに対応した独自プラットフォームを構築し、ユーザー参加型の機能も備える。
そもそも「ダウンタウンチャンネル」構想は、スキャンダル報道による裁判沙汰を経て表舞台から退いていた松本人志自身の発案だとされる。2024年12月25日のインタビューで、松本は次のように語っている。
〈訴えを取り下げて仕事に戻るとなったら、何をどうするのがいいのか。もちろん、ここも考えました。そこで出てきたのが「ダウンタウンチャンネル(仮)」。これはね、前々から構想はあって周りで言ってくれる人もいたんです。ただ、僕の腰が重くてなかなか動いてこなかったんですけど「『ダウンタウン』を見るならここ」という独自の基地局を作る。月にいくらか払っていただいて、プラットフォームも独自に作って、見たい人に見てもらいたいものを直接届ける。すごく間口の広い劇場というか、好きなもん同士が集まって、好きなことをやる。
「松本はこの時、『テレビとの決別ではない』と断ったうえで、スポンサーや編成の都合に左右されない場所を作りたいと強調。すでに会議に出席し、今春スタートを目指していました。そのため、ファンの間では、自然と“ダウンタウン専用チャンネル”との期待が高まっていました」(芸能記者)
しかし、どうも様子が変わってきている。8月23日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で明石家さんまがこの件に触れ、「吉本チャンネルみたいなもんでね。色んなものをやりながら…とにかく吉本的にはお金をいただいて、配信の固まったチャンネルやな。そう思っていただいた方がわかりやすいのかな」と語り、若手を含め芸人全体が参加する総合配信サービスに近いものになることをほのめかした。名称に「ダウンタウン」と冠されながらも、実際には吉本芸人の幅広いコンテンツを束ねるプラットフォームという位置づけになりそうなのだ。
スポーツ紙記者もこう懸念する。
「つまり『ダウンタウンチャンネル』は、名目上は松本発の“ダウンタウンのための場”でありながら、実態は吉本芸人全員を巻き込んだ配信サービスというわけです。これではダウンタウンファン、とりわけ松本ファンにとってはは肩透かしとなる可能性がある。大がかりなファンドを組んでの新規事業となったことで、松本が表舞台に出てこないまましれっと復帰することも難しくなっている印象で、下手をすると浜田雅功だけが登場したり、ダウンタウンのアーカイブ映像しか見られないなんてことにもなりそう」
松本の“復帰の場”として注目されてきただけに、現状(仮)となっているプラットフォームの名称そのものが変わるなんてことにならなければいいが…。
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