彼女の今の目標は、現役メンバーが誰も経験したことのない日本武道館のあのステージへ後輩たちとともに行くこと。渡邉幸愛インタビュー後編では、渡邉個人の話から3月18日(水)に発売される24thシングル『忘れ桜』の話、そして10周年イヤーへの意気込みを聞いた。(2回連載の2回目)
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前編から続く
──渡邉さんはSUPER☆GiRLS(以下、スパガ)加入から6年が経ちましたが、この6年間で変わった部分は?
渡邉 やっぱりメンタルです。強くなれたなと思います。初めてのお仕事で緊張して、プレッシャーに負け続けて、泣いていたのが私なんです(笑)。でも、今は考え方が変わって、人生1回しかないしぶつかってやれ!くらいの気持ちでいくようになりました。
──逆に変わらない部分は?
渡邉 スパガのことが好きだという気持ちです。スパガが自分のお家みたいな感じなんですよね。上京すると同時に入ったし、活動している居場所だし。
──食べ物は変わらないと。
渡邉 占いでも言われたんですけど、食べ物に困らない星に生まれたみたいで。上京した頃は正直お金もなくて。気を使ってスタッフさんがご飯に連れてってくれたり。あと、よく行くカフェやご飯屋さんの仲良い店員さんがサービスしてくださったり、食べ物にはずっと恵まれています(笑)。
──(笑)。好きな食べ物は?
渡邉 お肉とハヤシライスとアイスクリームが大好きです。あと鍋が好きですね。お肉は、牛タンが大好きです。
──最近ハマっている趣味は?
渡邉 今とにかくゴルフです。青森の番組でゴルフを始めさせてもらったんですけど、もともと興味があったんです。お父さんがゴルフ好きで、いつか一緒にコースを回りたいです。ゴルフって練習すればするだけ成長するんです、それが楽しくて。今は打ちっ放しに通っています。
──では、これからやってみたいことは?
渡邉 1つはソロライブをしたいです。3月17日に22歳になり、少し時期がずれてしまったのですが、ありがたいことに生誕ライブを行う予定なんです。セトリやグッズもほとんどセルフプロデュースでやるのですごく楽しみです。あとグループとしては、日本武道館に立ちたいという目標があるので、そこに一歩でも近づけるように上を目指したいです。
──さて、3月18日には24枚目のシングル『忘れ桜』がリリースされます。まさに春らしい楽曲ですね。
渡邉 『忘れ桜』は、卒業シーズンに感じる切なさや未来への期待を歌ったメッセージソングになっています。今回、スパガでは初めて杉山(勝彦)さんに曲を作っていただいたんです。
──杉山さんは、乃木坂46の楽曲を多く手がけてる方ですね。
渡邉 今までのスパガにはないタイプの楽曲ですね。杉山さんの歌詞がすごくストレートで、私たちもより感情移入して歌える素敵な曲をいただきました。あと、今回は衣装もポイントになってるんです。新体制になってからは制服をたくさん着てきたんですけど、今回は桜ソングというのもあり、今までと違う雰囲気の衣装を作っていただきました。全員が揃うと、自分たちが桜の花のように見えるデザインになっています。
──今回は渡邉さんと阿部夢梨さんのダブルセンターです。
渡邉 スパガが新体制になってからセンターを一番引っ張ってくれてた夢梨と一緒にセンターに立てるのが嬉しかったです。2人で力を合わせるからこそ、いつも以上に上を目指さなきゃなって思います。
──歌詞で印象に残っているフレーズは?
渡邉 サビの“さよならなんて大嫌いだよ、でも未来は悪くない”という歌詞です。
──6月11日には、スパガ結成10周年記念ライブが日本青年館で行われることも決定しました。10周年の意気込みをお願いします。
渡邉 スパガは今年10周年を迎えるので、一つ一つ目標をクリアできるように、応援してくださるみなさんと一歩ずつ進んでいくような年にしたいなと思っています。これまでスパガを見たことあるけど、今のメンバーは知らない方もたくさんいると思うんです。今のスパガもとても魅力的なので、ぜひこのタイミングで会いにきて応援してくださると嬉しいです!
▽渡邉幸愛
わたなべ・こうめ。1998年3月17日生まれ、宮城県出身。2014年に2期生としてSUPER☆GiRLSに加入。『華麗なるV!CTORY』で初センターを務めて以降、ドラマ、舞台、グラビアなどにも挑戦し話題に。昨年1月にSUPER☆GiRLSの5代目リーダーに就任した。
▽SUPER☆GiRLS 24th『忘れ桜』
発売日:3月18日
価格:CD+Blu-ray 2,000円 (税込)、CD Only 1,200円(税込)