【写真】1st写真集『夢なら醒める菜』を発売した西野夢菜の撮り下ろしカット【8点】
──初の写真集発売が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
西野 嬉しかったです。2025年の目標の一つに「写真集を出す」というのを掲げていたので、決まった時には「目標が叶う!」という嬉しさがありました。ただ、2割くらいは不安もあったんです。本当に出してもらえるのかな、大丈夫なのかなって。
──これまでのグラビア撮影と比べて、撮影の感覚に違いはありましたか?
西野 普段のグラビア撮影は1日で終わることが多いんですが、今回のように4日間かけて撮影したものを1冊にまとめるというのは、初めての経験でした。撮影日ごとに間が空いていたので、繋がりや世界観がどうなるんだろうという不安もありましたが、「考え過ぎず、ただ楽しく撮ろう!」と思うようにしていました。
──撮影に向けてどんな準備をされましたか?
西野 写真集が決まってから、「もう少しだけ絞りたいな」と思っていたんです。ファンの方にはよく「それ以上痩せなくていいよ」と言ってもらうんですが、初めての写真集だし、自分が満足いく状態で撮りたくて、ちょっとだけ食事制限をしてから挑みました。
──普段の体型管理で心がけていることはありますか?
西野 ジムやピラティスも試しましたが、なかなか続かなくて。
──写真集でお気に入りのシーンを教えてください。
西野 衣装ありの中で言ったら、最後の方に載っている、フリフリ系の衣装がすごくお気に入りです。普段、雑誌で撮っていただくグラビアだとページ数に限りがあるので、布面積が多いものは基本的に着ないんですよね。可愛らしさが全面に出つつ、ちょっとセクシーさもあって、私の中ではドンピシャでした。それから、真っ白なワンピースもお気に入り。お尻の部分がくり抜かれていて、最初見た時には「なんだこれは」とビビりましたが(笑)、撮影してみて「自分のお尻って武器になるんだな」と気づけました。肌の質感を一番よく見せられるのが、真っ白でシンプルなこの衣装だと思います。
──「衣装ありの中で言ったら」とおっしゃいましたので、「衣装なし」もあるわけですよね。
西野 最初は不安でした。どこまで写るのか、どう写るのかが分からないし、初めてだったから表情も固かったと思うんですけど、撮れた写真をパソコンで見せてもらったら不安が消えて、すごくいい写真になりました。
──撮影の始めのほうは不安があったんですね。
西野 初日からベッドのカットで、マックスの露出で撮ったので、嫌ではないんだけど、どんな感じで写っているか分からない不安が、まだ顔の緊張として出ていたかもしれません。パソコンで見せてもらって和らいでからは、全部お任せしよう、と思えたんです。でもちょっと緊張しているのも、いつか思い出として見たら味があっていいのかもしれない(笑)。
──パンケーキ作りのシーンも、なかなかすごい衣装ですよね。
西野 小さい前掛けみたいな(笑)。パンケーキに自由にデコレーションしていいと言われて、どうしようと思いながら、とりあえず名前を書いて、得体の知れないキャラクターを生み出しました(笑)。
──表紙のタイトル文字も手書きなんですよね。きれいな字です。
西野 ファンの方からも「書道やってたの?」とコメントをいただいたりしていたんですが、やっていないんです。母が書道をやっていて、おばあちゃんも字が上手なので、もしかしたらそのDNAが生きているのかもしれません。
──普段の活動に対するご家族の反応はいかがですか?
西野 応援してくれています。SNSで告知すると、LINEで「これどうやって買うの?」と連絡が来たりするんです。写真集もちょっと恥ずかしいですけど、最初に家族に渡したいですね。
──最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
西野 私は小さい頃から漫画が好きで、好きなものは絶対に紙で買うんです。電子書籍も便利ですが、紙をめくって実際に手に取って見る、ということが本の良さだと思っているんです。写真集も今はデジタルで見れますよね。もちろん便利だしすごく良いんですけど、紙だからこその実際に肉眼で見れる質感、手に取る重みがあって、ページをめくって次は何のカットかなとワクワクしながら読めるのが紙の本の魅力だと思うんです。タイトルの「夢なら醒める菜」には、写真集をめくって見ている間は夢の中にいるような感覚になってほしい、読んでいる間は夢見心地で、「夢が醒めないで」という気持ちになってほしいという思いを込めました。それを味わいながら見てほしいなと思います。
【後編】西野夢菜、スカウト→グラビアデビューで自己肯定感向上「『私なんて誰が見るの?』と思っていた」