【写真】芸能デビュー15周年を迎えた桑田彩の撮り下ろしカット【11点】
――初めてのお仕事は覚えていますか?
桑田 覚えています。所属していた事務所の社長が作家さんで、その方が書いた小説が映画化されることになって、その映画に出演させてもらったのが最初です。『アサシン』っていう作品で、高橋ジョージさんの娘役でした。
――いきなり映画で、しかも大物俳優の娘役!
桑田 めちゃくちゃ緊張しました(笑)。現場でジョージさんに「顔小さいね」って言ってもらったのが、すごく印象に残っています。撮影は仙台だったんですけど、待ち時間がすごく長くて、「待つのも女優の仕事なんだ」って学んだのを覚えていますね。
――そして15歳でグラビアにも挑戦されます。きっかけは何だったんですか?
桑田 「撮影会に出てみないか」というお誘いがきっかけでした。その撮影会では、ファン投票1位に選ばれたらイメージDVDが出せるっていう企画があって、それに参加したらなんと1位を獲ることができたんです。
――水着になることに抵抗はありませんでしたか?
桑田 母からは心配されましたが、私自身はそこまで抵抗はなかったです。ただ、身体がすごく硬かったので、ポージングが本当に大変でした。今はできるポーズも当時は全然できなくて、撮影の次の日はいつも筋肉痛でしたね。
――2024年にはアイドルグループ・Lillips(リリップス)に加入されます。これはどういった経緯で?
桑田 今の事務所がアイドルを募集していて。私はキャラじゃないから違うだろうなと思っていたんですけど、事務所に行った時に「やってみない?」って誘われたんです。正直「え、私ですか?」って思ったんですけど、「経験としてやってみるのもいいんじゃない?」って言われて。歌うことはもともと好きだったので、挑戦してみようかなと。
――実際にやってみて、いかがでしたか?
桑田 それが、本当にやって良かったんです。実は、いじめられていた経験から、ずっと女性に対して苦手意識があったんですよ。トラウマみたいな感じで。
――そして、今年、7月24日に初の写真集を発売されました。
桑田 目標の1つでした。去年「写真集を出したいです」と言ってましたが、まさかこんなに早く達成できるとは思っていなくて。最初は「デジタル写真集かな?」と思ったんですけど、紙の本だと聞いて「ええっ!?」って。やっと実感が湧いてきているところです。
――撮影は沖縄で行われたそうですが、印象に残っている思い出はありますか?
桑田 実は、沖縄に飛ぶ前日に、肋骨を折っちゃったんです。持病で喘息を持っているんですけど、撮影の2ヶ月前ぐらいから、吐きそうになるぐらい咳が止まらない状態が続いていたんです。それで、沖縄に飛ぶ前日に咳をしたらピキッて音がして。
――まさかそんな状態で撮影をしていたとは……。
桑田 起き上がるのも痛くて。ポージングも本当に大変でしたけど、もう気力で乗り切りました。「よくやった!」と、あの日の自分を褒めてあげたいです。帰ってきてからレントゲンを撮ったら、お医者さんに「折れていますね」ってあっさり言われました(笑)。
――本当にお疲れさまでした。改めて、デビューから15年。振り返ってみて、どんな思いがありますか?
桑田 貧乏だった時代からずっと毎日がむしゃらに、目の前のことに一生懸命生きてきたので、今こうして「15周年ですね」と言われて、初めて「あ、私ってもうそんなに経ったんだ。節目の年に写真集を出せたんだ」って、ハッとした感じです。なんだか、ジーンとしてきちゃいました。
――写真集という目標を叶えましたが、次の目標はありますか?
桑田 やっぱり、もう一度お芝居の世界に戻ってみたいという気持ちが強いです。
▽桑田彩
1997年1月15日生まれ、群馬県出身。13歳で芸能界入りし、「極貧アイドル」として注目を集める。2013年にイメージDVD『ピュア・スマイル』でグラビアデビューを果たし、以降、バラエティ番組や雑誌グラビアを中心に活動。2024年からはアイドルグループ「Lillips」のメンバーとしても活動を開始。2025年7月24日には、自身初となる写真集『お初だよ。』を発売した。
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