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あのちゃん初の日本武道館公演「呪いをかけて、まぼろしをといて。」は、チケット全席ソールドアウトで約1万2000人を動員。大ヒット曲『ちゅ、多様性。』で幕を開け、2ndアルバムの楽曲を中心に『許婚っきゅん』『ハッピーラッキーチャッピー』『絶絶絶絶対聖域』などを披露した。
途中、人気シングル曲『普変』の歌唱時には、ライブタイトルが書かれたハートマーク型の紙吹雪が舞ったのだが、その裏面にはX風のレイアウトで「アンチコメント」が印刷されていた。
観客がSNSに投稿した紙吹雪の写真を見ると、「あのちゃん嫌いなんだけど広告に無限に出てきてイライラする!」「あのちゃん、生理的に受け付けない」「親戚全員あのちゃんのアンチでワロタ」といった厳しいコメントが確認できる。
『普変』のミュージックビデオでは、同じようにアンチコメントが書かれた紙が舞い散り、あのちゃんが最後にその紙を燃やしながらマシュマロを焼いて食べるという演出があり、それをライブで再現したようだ。今年1月に開催されたライブでも同様の仕掛けがあったが、日本武道館での演出はひときわ大きな反響を呼んでいる。
これに対してネット上では「あのちゃんアンチコメを紙吹雪にしてライブで飛ばしてんのめちゃカッケェな」「アンチコメ降り注いでるのに、あのちゃんは360℃ファンに囲まれて武道館でライブしてるって、最高に皮肉効いてて好き」「紙飛行機が降ってきたのかと思ったらアンチコメなの最高だし、あのちゃん自身嫌だっつって投げてて面白かった」などとファンの声が相次いだ。
SNS時代といわれる近年、多くの有名人がアンチの存在に悩まされている。「アンチコメを見たくないからSNSをやらない」「SNSやニュースのコメント欄は見ない」という有名人も中にはいるが、あのちゃんのアンチへの向き合い方は独特だ。
あのちゃんは6月に出演したフジテレビ系バラエティ『ぽかぽか』で、アンチコメントについて「全然ヤフコメとかも見ちゃう」「落ち込む時もあるけど、それをパワーにする時もある」と発言。さらに「(アンチコメントを)活かすというよりは、そう思う人がいるんだったら、自分はそうじゃないけど、そう思う人がいることを理解しながらやる。
今や誰もが認める売れっ子となったあのちゃんだが、実はアンチコメントがテレビ出演を続けるモチベーションにもなっているという。
昨年5月にテレビ朝日系『あのちゃんねる』で語ったところによると、当初はテレビ出演が苦手であまり出たくなかったというが、「なんでこんなに喋れねえんだよ」といったアンチコメントを見つけ、「舐めんなよと思って」「ムカついてひっくり返したくなった」のだそうだ。それがテレビに出続ける原動力になったようで、アンチへの反発がいい結果を生み出したともいえる。
また、あのちゃんはSNSでアンチコメントを書き込んでいるアカウントを発見すると、相手のプロフィール欄を必ずチェックするという。ブロックやミュートのように相手を遮断する選択肢もあるのに不思議な気がするが、あのちゃんは「どんな人かを知る。それでもし本当につまんないことをつぶやいてたら、安心するの」と語っていた。
そうしてプロフィールを確認することで「こういう人だったから感性合わなかったんだ」と納得できるといい、「僕が好きじゃないものを好きだったりすると安心する。もう根っから合わないわって」とアンチへの独特のスタンスを明かしていた。
昨年2月に放送されたテレビ東京系『あのちゃんの電電電波♪』では、射的対決の「笑顔でアンチにブチ切れる」という罰ゲームで、「アンチの皆さん、君らが僕のことを散々叩いてる間に、僕は仕事してお金いっぱいもらってますし、お前らが叩いてる的は誰でも当てられるでっかい的なんで。お前らくたばれ!」などと気持ちいいほどのブチ切れぶりを披露。罰ゲームだったとはいえ、テレビでこれほど堂々とアンチに反論するタレントは他にいないだろう。
アンチからの攻撃でストレスをため込んでしまう有名人は多いが、あのちゃんは公の場で反論や反撃をした上で、それをエンターテインメントに昇華してしまう。アンチコメントを演出や前向きなエネルギーに変えてしまえる稀有な存在である彼女は、まさに「SNS時代の寵児」といえそうだ。
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