女優の戸田恵梨香が9月18日、「カルティエ 銀座4丁目ブティック」オープニングイベントに出席。合計約6億円相当のジュエリーをまとって登場した。


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戸田は、ジュエリーが映えるシンプルでシックな黒ドレス姿で、美しいスタイルも披露。自身のご褒美時間について問われると「日常的には、家族と一緒に過ごす毎日がご褒美だなと思います」と言い、また仕事関係では「今年、すごく久しぶりに事務所の社長と食事をさせてもらったんです。作品が終わってご褒美という感じもあり、社長とゆっくり話す時間がご褒美だなと思いました。いい時間を過ごすことができたなと思っています」とほほえんだ。

そんな華やかな場に現れた戸田だが、先ごろ2026年に配信されるNetflixオリジナルシリーズ『地獄に堕ちるわよ』で、日本一有名な占い師・細木数子を演じることが話題になったばかりだ。

「昭和から平成にかけて、メディアを自在に操り国民を熱狂させた細木さんは『アンタ死ぬよ』『地獄に堕ちるわよ』といった強烈なキメ台詞で知られ、本作では“ダークヒーロー”的存在として描かれることが予想されています。細木さんを演じる戸田のビジュアルが公開されていますが、ダーク系の洋服を身に着け、赤い口紅を塗ったミディアムヘアで、どことなく細木さんが放っていたオーラを感じさせます。ただしネット上では『見た目が美しすぎるのでは?』『ビジュアルに違和感』『美化しすぎ』といった声が上がっています」(テレビ誌記者)

しかし一方で、戸田は“適役”という意見もある。ドラマ関係者が言う。

「本作はただ有名な占い師の“テレビ上の姿”を再現する物語ではなく、40代半ばで占い師になる以前の若き日々から66歳までの“衝撃の半生”が描かれるはず。そこには貧困や挫折、欲望、野心、裏切りといった光と影の側面が含まれ、人物としての深みが問われます。このようなドラマでは見た目の再現性よりも演技レンジの広さがものを言いますが、戸田は恋愛ドラマ、サスペンス、ヒューマンドラマなどジャンルを問わず主演級として多彩なキャラクターを演じてきた実績があります。
強さと脆さ、権力と孤独などを行き来する役柄をこなす力量は十分です」

確かに戸田といえば、代表作『SPEC』シリーズで超高IQながら協調性に乏しい孤高の存在を演じ、NHK朝ドラ『スカーレット』では陶芸家の女性の若い頃から晩年までを体現、さらに『大恋愛~僕を忘れる君と~』(TBS系)では、病気という逆境の中で愛や希望を求める強くも脆い女性像を鮮烈に演じている。

「細木さんもまた、強い言葉と“異端”の立ち位置で世間を引きつけた人物ですし、この“異質さ”を演じられる力は大きな武器になるでしょう。また『スカーレット』で“年齢の変遷を演じた経験”は今作に直結しますし、戸田が持つ“脆さを見せる演技”も細木さんを演じるのに欠かせません」(前出・ドラマ関係者)

また、Netflixというプラットフォームだからこそ、地上波では描きにくい疑惑や論争、メディア使いの裏側などを“本当の姿”としてある程度自由に映像化できる環境にある。そのことも、“単なるモノマネではない”役作りへの期待要素となっている。

「実際、戸田自身も細木さんの存在を『似ても似つかない遠い人』だと感じており、それゆえに挑戦としてこの役に強い意欲を見せています。視聴者に向けて『皆さんが知らない細木数子の人生を見せたい』と語っており、戸田なりの解釈に期待が高まります」(前出・テレビ誌記者)

細木さんといえば過去、30億円の指輪をしていたことが写真週刊誌「FLASH」に報じられているが、戸田が6億円のジュエリーをまとったのも、役作りの一つとなりそうだ。

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