【写真】第6回に登場した板垣が演じる雨清水家の三男・三之丞ほか【5点】
第113作目の連続テレビ小説『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、西洋化で急速に時代が移り変わっていく明治日本の中で埋もれていった人々を描く。「怪談」を愛し、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語だ。
第6回には、板垣が演じる雨清水家の三男・三之丞が登場。両親から期待されておらず、なおかつ自分の将来は自分でなんとかしなければならないという戸惑いに揺れる三之丞は、物語の中でもやや特異なキャラクターだ。
制作統括の橋爪氏は「板垣さんは役者さんとして、とても稀有な存在だと思っています。雨清水家の三男という難しい役を演じられるのは、板垣さんしかいないと思いました」と話す。
「北川さんと堤さんから生まれた子として納得できる雰囲気を持っている」と、その存在感はもちろん、「物語の中で彼だけちょっと違う方向を向いて生きている。その芝居をしている板垣さんには、グッとくるところがありました」と、板垣の演技力を絶賛した。
村橋監督も「板垣さんって、もう特異な存在なんですよ。何か運命を背負っている、背負っていないとこう生まれないでしょうっていう雰囲気や存在感を持っている方」と、板垣の生まれ持ったオーラを称賛。
「その上で、感情の揺れをちゃんと表現できる方です。
そして第9回からは、トキの最初の結婚相手・銀二郎役の寛一郎が登場。トキは後にヘブンと結ばれるため、銀二郎とはこの先“別れ”の運命が待っている。
それを踏まえ、橋爪氏は「銀二郎さんが嫌な男で別れる、とかにはしたくなくて。彼とトキちゃんには素敵な生活をしていてほしいと思ったんです」と話す。
「銀二郎役は実直な男性かつ、嫌味にならない芝居ができる方がいいなと思いました」と言い、「寛一郎さんの率直な感じが、きっとみんなに愛されるキャラクターを作ってくれると思いお願いしました」と起用理由を明かした。
最後は「銀二郎のことをみんな好きになると思います。銀二郎ファンがいっぱいできると思います」と、今後の銀二郎の活躍をほのめかした。
2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、9月29日(月)よりスタート。第9回放送は「NHKオンデマンド」「NHK ONE(新NHKプラス)」にて繰り返し視聴できる。
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