元フジテレビアナウンサーでタレントの渡邊渚が、2026年カレンダーの受注販売を発表した。写真集のヒットに続くカレンダー発売となり、グラビア路線が加速している印象だ。
女性アナウンサーのグラビア進出は苦戦するケースも少なくないが、彼女は抜群の美貌と注目度の高さを背景に躍進することができるだろうか。

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渡邊は9月23日付のInstagramで「2026年カレンダーを発売することになりました!全カット撮り下ろしで、カラフルに季節を彩りました。衣装や写真のセレクトも自分で行い、たくさんのパワーと時間をかけて作った大切なカレンダーです!」と告知。「壁掛けカレンダーと卓上カレンダーの2種類を、10月21日まで販売します。また、メンバーシップLighthouse会員限定のセットもご用意しました。こちらはイベント参加権付きです」ともつづり、壁掛けタイプの表紙カットなどを公開した。

値段は、壁掛けタイプが税抜き4500円、卓上タイプが税抜き3000円で、いずれもアザーショットのトレカ3枚つき。メンバーシップ会員限定セットは、壁掛け・卓上のカレンダー2種にイベント参加権&サイン会参加権がついて税抜き1万5000円となっている。

女性タレントのカレンダーの相場としては、広瀬すずの2021年壁掛けカレンダーは税抜き3000円、深田恭子の2025年壁掛けカレンダーが税抜き3400円など、3000円台が主流だ。ちなみに、古巣のフジテレビの2025年アナウンサーカレンダーは税抜き2500円で販売されている。

受注販売ということもあるだろうが、渡邊のカレンダーは相場よりも高めの設定。その価格から「それでもファンには届く」と、自信を持ってリリースされるであろうことがうかがえる。


渡邊は2020年にフジテレビに入社し、看板番組『めざましテレビ』などを担当したが、2023年7月から体調不良で療養に入り、そのまま復帰することなく昨年8月にフジテレビを退社。独立後はフリーアナとして活動を開始すると共に、自身がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表した。

今年1月、渡邊はフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売し、3月上旬時点で売上約3万部と報じられるヒット作に。6月には1st写真集『水平線』(集英社)をリリースし、水着やランジェリー姿など本格グラビアに挑戦。同作の売上部数は未公表ながら、発売初週にオリコンの「週間写真集ランキング」で1位を獲得している。

フォトエッセイ、写真集のヒットに続き、カレンダーの発売となったことで、グラビア路線が加速してきた印象だ。メンバーシップ会員限定セットにイベント&サイン会の参加券がつく点も、グラドルやアイドルの販売手法を彷彿させ、グラビア路線への本気度を感じさせる。

一方で渡邊は、YouTube番組や地方局でフリーアナウンサーとして活動しているが、キー局番組と比べるとやはり反響は限定的だ。今年6月から千葉テレビのバラエティ番組『昨日のアレ観』でMCを務めていたが、同番組は8月末でいったん休止となり、秋にリニューアル予定と発表された。

こうした現状から、当面はフリーアナとしての活動よりも、反響が大きいグラビア路線が活動の軸になりそうだ。だからこそ、今回のカレンダーにも力が入っているのだろう。

ただし、フリーアナのグラビア進出が必ずしも成功するとは限らない。
フリーアナが飽和状態である上に、グラビアでは女優やグラドルらもライバルとなるからだ。それでも、ある出版関係者は「グラビアで成功できる」と太鼓判を押す。その根拠となっているのが、6月にリリースした初写真集の予想以上の高評価だ。

事実、購入者からは「肌のレタッチが控えめで作品のボリュームもあり、久々に大満足の写真集」「グラビアには賛否両論あるだろうが、魅力的な笑顔がたくさん入ってるので私は『賛』です!」「女子アナ系のグラビアでは上位に位置するのでは」「アナウンサー時代の印象はそれほど強くなかったけど、被写体としての彼女はすごく魅力的」「思っていたより露出が多めだけど品があって美しい」などと絶賛の声が続出。男性ファンだけでなく、写真集を見た女性からも好意的な意見が上がっているのが特徴だ。

初めての写真集でこれほど多くの称賛を集めたのは、彼女のグラビア適性の高さを証明しているといえるだろう。フリーアナとしての活動にも期待がかかるが、それ以上に多くの人を魅了しているグラビア路線に今後も注目したい。

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