9月7日から8日にかけて東京・池袋のサンシャインシティで開催されたコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」。残暑が残る快晴のもと、多くのコスプレイヤーとカメラマンで賑わいを見せる。
「ENTAME next」では当日会場で注目を集めたコスプレイヤーさんに直撃インタビューを行い、撮り下ろしの撮影にも応えてもらった。

【写真】星乃きぃさんの鹿目まどかコスプレ撮り下ろしカット【8点】

今回、話を伺ったのはアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかに扮していた星乃きぃさん。YouTube登録者2.6万人、元アイドルで現在は配信者、コスプレイヤーとして活動している彼女に、コスプレ活動を始めたキッカケや将来の夢などを訊いてみた。

――今日、鹿目まどかのコスプレを選んだ理由は何でしょう。

星乃さん この作品は「魔法少女」というタイトルですけど、ただ可愛いだけじゃなくて、いわゆる「鬱アニメ」と言われるような少しダークな世界観なんです。主人公のまどかちゃんはすごく優しくて、いい子なんです。そこに惹かれて「この子になりたい」と思ったのがキッカケ。あとは、個人的にツインテールがすごく好きなので、こんなに大きなリボンをつけられるのも嬉しくて(笑)。

――実際に“変身”してみて、いかがですか?

星乃さん 普段の自分と気分が全然違いますね。衣装を身にまとうだけで楽しい。今日はまどかちゃんになりきるために、アニメをもう一度全部見直したり、どんな子なのかを調べました。そうやって準備して、「自分は今、この子なんだ」って。
憑依、とまでは言いませんけど、そういう感覚に近いかもしれません。

――撮影中のポーズにもこだわりが?

星乃さん ワンポーズごとに、自分の中でワンシーンを思い描いています。「ここは家族といる時の明るい感じかな」とか、「ここはこういう気持ちの時だ」と切り取るような感覚でやっていますね。

幼い頃から「自分じゃない何かになってみたい」っていう思いがずっとありました。キッカケは『プリキュア』シリーズが大好きだったことですね。変身することでキラキラして、強くなる。そういう非現実的な世界にすごく憧れていたんです。

――現在は芸能活動をしているそうですね。

星乃さん 最初は個人でYouTubeをやっていて、2万6000人くらいの方に登録していただきました。そこから当時のマネージャーさんに「リアルタイムでやった方が君には合ってるよ」と勧めてもらって、ライブ配信を始めたんです。

――その後、アイドル活動も経験されたと。

星乃さん 昔からアイドルが好きで、「やりたい!」という気持ちが抑えきれなくなって…(笑)。
自分の中で「やりきった」と思えたので、また配信の世界に戻ってきました。今はコスプレにも挑戦していて、やりたいことが本当にたくさんあるんです(笑)。それを叶えるためにはどうすればいいんだろうって考えた時に、「人気者になること」だと思ったんです。有名になれば、雑誌に載ってみたいとか、音楽を出したいとか、そういうたくさんの夢に繋がっていくんじゃないかなって。

――まさに有言実行で突き進んでいる印象ですが、これまでの活動で「これは失敗だったな」と思うことはありますか?

星乃さん え、私、失敗ないんです。もちろん反省はしますけど後悔も全然しない。どんな経験も「それがないと今の自分はない」って思えるから、結果的に失敗だとは思わないんですよね。

――配信は毎日やられているとか。

星乃さん はい、毎日やっています。でも、告知は一回もしたことがなくて、完全にゲリラです(笑)。「あ、今喋りたいな」って思った時に、自分の気分が向くままに、15分だけでもつけたりします。

――毎日話したいことが尽きないのはすごいですね。


星乃さん 聞いてほしいことが毎日溢れてくるんですよ。私は喜怒哀楽がはっきりしているので、その時々の感情を「みんな聞いて!」ってすぐに配信つけちゃいます。話して満足したら「ありがとう、解散!」みたいな(笑)。完全に自己満ですね。

――今年の目標は?

星乃さん オリジナルの楽曲をリリースすることです。そしてそれをみんなの前で歌うことが目標かな。……でも実は、歌がすごく苦手で。昔から「歌が下手だ」って言われていて、コンプレックスというか、トラウマみたいなものがあるんです。でも、歌には何度も歌に救われてきました。アイドル時代にステージから見た、自分たちの歌でファンの人の表情が変わる瞬間や、興味がなかった人の顔が上がる瞬間が忘れられないんです。何かが動く瞬間を直接感じられるのって、すごく尊い時間だなって。

自分の声で、自分だけの歌を届けて、それを受け取った人の心が動く瞬間を、この目で見たい。
だから、絶対にステージがいいんです。

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