9月26日に最終回が放送された、2025年度上期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』。視聴者からは「ロス」の声も聞かれるが、週が明けた29日からは4夜連続でスピンオフドラマ『あんぱん 特別編』が放送された。


【写真】蘭子と八木が傘の中で見つめ合う『あんぱん』第112回

29日は『健ちゃんのプロポーズ』。ヒロイン・柳井のぶ(今田美桜)の夫・嵩(北村匠海)の親友・辛島健太郎(高橋文哉)を主人公に、健太郎がのぶの妹・メイコ(原菜乃華)にプロポーズする様子がコメディタッチで描かれた。

30日は『メイコの初舞台』。ミュージカル「怪傑アンパンマン」公演初日、準備に追われるメイコはコーラスの1人が熱を出して出演できなくなる事態に直面し、代わりに自ら舞台に立つことに。観客の前で歌うという夢を叶える。

10月1日は『男たちの行進曲』。元気をなくしていた作曲家のいせたくや(大森元貴)は、演出家・作詞家の六原永輔(藤堂日向)のアドバイスを受けてもなかなか前向きになれない。そこに嵩が現れ、「いい歌詞が思いついた」と歌詞を渡すと、たくやの顔に笑みが戻り、再び元気に作曲を始めるのだ。

2日の最終夜は『受け継ぐもの』。嵩の漫画プロダクションで経理事務として働く中尾星子(古川琴音)を主人公に、病に冒されたのぶから嵩の今後について託され、戸惑いながらも前を向く姿が描かれた。

番組後半にはそれぞれ出演者の対談も。29日は今田と29日に放送開始した下期の連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン・髙石あかりが登場。
30日はのぶの妹・蘭子を演じた河合優実と原、高橋、大森の座談会、10月1日と2日は今田と北村の対談が2夜連続で放送された。

『あんぱん』のサイドストーリーがそれぞれの立場から描かれたスピンオフドラマに視聴者は沸いたが、一方で「蘭子と八木さんは結局どうなった?」「蘭子は八木さんのプロポーズを受け入れたのか気になる!」と、蘭子(河合優実)と八木信之介(妻夫木聡)の恋の行方を気にかけていた視聴者が少なくなかったようだ。

9月25日放送の第129回では、蘭子は八木を訪れ、海外の難民キャンプに取材に行くことを報告する。八木は誕生日カードを手渡すが、そこには指輪が。「帰ってきたら考えてくれ」と告げる八木に、蘭子は「はい」と返答したのだが、本編ではその後について描かれていないのだ。

そのため『特別編』では二人の行く末を描いてほしいという視聴者の声が多かったのだが…。蘭子と八木はどうなったのか。今後、「二人のその後」を描いたスピンオフが放送されることを願いたい。

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