TikTokで「世界で有名なブリッジプロ」として注目を集める一方、その鍛え上げられたヒップがグラビア界で異彩を放つ椚マイカさん。無断転載された“お尻”写真が思わぬ形で大バズを起こし、グラビアアイドルとしての地位を確立した。
自身の身体へのストイックな探求心と、それを武器に海外での活躍も視野に入れる彼女の、知られざる日常や今後の目標に迫った(前後編の後編)。

【写真】TikTokでも大人気!椚マイカの撮り下ろしカット【12点】

――TikTokでの「ブリッジプロ」としての活動で知名度を上げた椚さんですが、グラビア界でその名が広く知られるきっかけは、もう一つの武器である「お尻」だったそうですね。しかも、そのバズはご自身も知らないところで起きていたと伺っています。

椚 そうなんです。ビーチで撮った写真が、よくわからないアカウントに無断転載されて、それがすごくバズってしまったんです。「(お尻が)でかすぎ」みたいなコメントと一緒に。元の私のツイートは2万いいねくらいしかいかなかったのに、その転載された方は8万いいねとかついていて。「なんだよ!」って思いましたね(笑)。

――それは悔しいですね(笑)。でも、そのおかげでフォロワーも増えたのではないでしょうか?

椚 はい、その一件でフォロワーが5万人以上増えました。そこから事務所にも「しばらくはお尻の写真を上げ続けてください」って言われて。SNSに上げすぎるとシャドウバンされちゃうんじゃないかなって心配しながらも、しばらくはお尻の写真を投稿し続けていました。


――もともと、お尻がチャームポイントだという認識はあったのでしょうか?

椚 思ってはいたんですけど「お尻は簡単に出すもんじゃない」と考えていたんです。自分の中ですごく価値があるものだと思っていたので、SNSでタダで見せるものではないって。撮影会やイベントに来てくれた人への特別なもの、という位置づけでした。だから、SNSには3枚に1枚くらいのペースでしか載せていなかったんです。

――その価値あるお尻が、無断転載で広まってしまったと。

椚 皮肉な話ですよね(笑)。でも、結果的にたくさんの方に知ってもらえたので、今となってはよかったのかなと思います。

――ところで、グラビア活動を本格的に始められたのはいつ頃からですか?

椚 グループアイドルをしている間にフリーになった時期があって、その頃に撮影会に出るようになりました。DMで撮影会の方からお声がけいただいたのがきっかけです。水着になることに抵抗は全然ありませんでしたね。

――DVDデビューはその後のことですか?

椚 はい。今の事務所に入って「DVDを撮るからトレーニングよろしくお願いします」と言われたのが本格的な始まりです。
撮影が12月だったんですけど、12月の頭にジムを契約して(笑)。「やばい! 何もやってなかった!」と慌てて通い始めました。

――そこから、あの見事なヒップを作り上げたと。

椚 最初のうちは、知り合いのパーソナルジムに2カ月くらい通って、それからは自分でジムに行って続けています。去年の夏は、本当に毎日通っていました。暇だったら朝と夜、1日2回行くこともありましたね。

――1日2回はすごいストイックですね。どのようなトレーニングをされているんですか?

椚 もう、ひたすらスクワットです。やっぱりお尻を大きくするにはスクワットが一番なので。食事制限もしますけど、ずっと続けていると飽きちゃって、その反動でめっちゃ食べちゃうこともあるんです。でも、それもあって大きくなってるのかなって。やっぱり、ある程度食べないと筋肉も脂肪もつかないので。


――ただ痩せるだけじゃないんですね。

椚 私はもともと下半身に脂肪がつきやすいタイプだったので、それもよかったのかもしれません。硬すぎず、でもしっかり丸いお尻になったのは、そのおかげかなと。ただ、自分の中ではまだ丸さが足りなくて。横から見たときに少しへこんで見える部分が気になるので、もっと細かい筋肉を鍛えたいと思っています。

――理想の体型はありますか?

椚 aespa(エスパ)のカリナちゃんの体型がすごく好きです。細いけど、ちゃんとムチムチ感も残っていて、女性も男性も好きな体型だと思うので、最終的にはああなりたいです。でも、最近はお尻をしっかり鍛えている海外のインスタグラマーさんばかり見ています。自分の太ももを活かした体型を目指すなら、そっちの方が近いのかなって。

――太ももにコンプレックスがあるんですか?

椚マイカ そうなんです。昔はガリガリだったんですけど、アイドルを始めてからなかなか落ちなくなっちゃって。お尻が大きいのはいいんですけど、もう少し太ももとのメリハリをつけたいので、スカートが履けないのが悩みです。


――今後の目標はありますか?

椚 いろいろな国の言語を勉強して、日本だけじゃなくて、ちゃんと「世界で有名なブリッジプロ」を実現したいと思っています。今一番勉強しているのは韓国語と中国語です。

――海外進出されたいんですね。具体的に、海外での活動経験はありますか?

椚 去年の12月と今年の1月に台湾のイベントに出させていただきました。それがきっかけで、もっといろんな国で活動したいという気持ちが強くなったんです。父が中国でお仕事をしているので、来年には中国のコミケ(Fancy Frontier)のようなイベントに出てみようかなとも考えています。

――海外でのご活躍も楽しみにしています。

椚 はい!今後はグラビアだけではなく、コスプレのお仕事も増やして海外に行く機会をもっと作っていきたいです。

▽椚マイカ
1996年6月22日生まれ。東京都八王子市出身。読者モデル、4つのアイドルグループでの活動を経て、現在はタレント、グラビアアイドルとして活動。「ブリッジプロ」を名乗り、TikTokに投稿した動画で60万いいねを獲得するなどSNSで注目を集める。
2024年4月に1st DVD『HIP ATTACK!』(スパイスビジュアル)をリリース。SNSやイベント出演を中心に活動の幅を広げている。

【前編】ヒップ写真がバズ、椚マイカ「芸能活動の原点は妹への嫉妬、異色のキャリアの先に掴んだ武器」
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