ABEMAオリジナルのバラエティ番組『ダマってられない女たち season2』#8が、10月24日(金)22時より放送された。番組では、城田優の母・ペピーさんに密着。
5人の子どもたちを育てあげた“破天荒すぎる”育児について話を聞いた。

【写真】城田優の母・ペピーさんに密着、“破天荒”すぎる育児に驚き【5点】

スペイン人のペピーさんは現在69歳。三男の城田優をはじめ、会社員の長男・大さん、画家でアーティストの長女・マリアさん、歌手で実業家の二男・純さん、モデルでクリエイターの二女・リナさんの5人の母親だ。

5人にペピーさんとのエピソードを聞いてみると、「買ったばかりのゲームを折った」「高校入試の緊張した空気のなかで『キンチョーキンチョールだね』と言った」など破天荒なものばかり。仲睦まじく、明るい家庭の様子がうかがえる。

しかしペピーさんは、これまで3度の結婚と離婚を経験。そのたびに子どもを授かっており、5人の子どもたちの父親はそれぞれ異なるという。

最初の結婚は19歳のとき。バルセロナで出会った日本人男性と結婚して来日し、長男の大さん、長女のマリアさんを授かるも、9年で離婚した。

その後、明るいキャラクターを活かしてタレント活動をしていた際に出会ったのが、当時放送作家だった2人目の夫。29歳で再婚し、二男の純さん、そして三男の城田優を出産するが、約11年で離婚した。さらに40歳で年下男性と3度目の結婚をし、二女のリナさんが誕生。
しかしこの結婚も15年で離婚している。

途中4年間はスペインに滞在し、一人で家計を支えていた時期も。寝る間も惜しんで観光ガイドとして働いていたペピーさんの原動力は、ほかでもない“子どもたち”の存在だった。ペピーさんは、自身が生後8か月の時に母親を亡くしており、母の温もりを知らずに育ったのだという。だからこそ「温かい家庭を作りたい」と、日々仕事に家事に奮闘していたのだ。

子どもたちが独立した今も、母の愛情は変わらない。月に一度は野菜たっぷりのカレーを作って子どもたちにおすそ分け。特に末っ子・リナさんの家には、食材をたっぷり差し入れ、しょっちゅう家を訪れているのだという。

実はリナさんは、約10年前の16歳~18歳の間、摂食障害に悩まされていた。「完璧にならないと愛されない」と思い込み、自分に1000個以上のルールを課して食事を徹底管理。「お米を食べるときはグラムを計る」「外食の前日は断食」などの決まり事を1年以上守り続け、体重は36kgに。生理も止まり、日常の歩行すら困難な状態に陥っていたという。


当時を振り返り、ペピーさんは「本当に辛かった」と涙。どんどん痩せていく娘を助けたいと、家族全員でリナさんを支えたのだという。リナさんも「みんなのサポートがあるってわかったからこそ向き合えた壁」と振り返り、「みんなそれぞれ父親が違うんですけど、その違いを感じたことがないくらい、繋がっているって思える。この家族のもとに生まれてこられたことが、人生最大の幸運だなって思っています」と話した。

ペピーさんが子どもたちに教えてきたのは「ご飯を残さない」「身の回りを片付ける」「人を助ける」の3つ。シンプルな教えだが、このルールさえ守っていれば学校で何をしてもOKだったという。押さえつけず、縛らず、子どもたちに自由な選択をさせたからこそ、5人の子どもたちは今、それぞれの道で輝いているのだ。

母として、そして一人の女性として、いつでも素直に家族と向き合ってきたペピーさん。最後に「今後、子どもたちに望むことは?」と聞かれたペピーさんは、「絶対施設に入れられないこと」とチャーミングに回答。ペピーさんにとって家族は「すべて」。その言葉通り、愛情とユーモアに満ちた生き方が印象的だった。

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