ABEMAオリジナルのバラエティ番組『ダマってられない女たち season2』#9が、10月31日(金)22時より放送された。番組では、タレント・YouTuber・美容家などさまざまな顔を持つアレン様の6日間に密着。
その明るさの裏に隠された“壮絶な過去”が明らかになった。

【写真】アレン様、いじめ・少年院・整形を経て取り戻した「本当の自分」を語る【5点】

18歳から整形をはじめ、これまでの整形総額は1億円にものぼるというアレン様。歯に衣着せぬキャラクターで多くの若者から支持を集めている。では、なぜアレン様は整形を始め、どうやって今のスタイルにたどり着いたのだろうか。

アレン様のルーツをたどるため、訪れたのは高知県帯屋町。アレン様は「小学生のときはいじめられていた」「本当の自分を押し殺していた」と語る。授業中に、クラス全員が自分の悪口を書いた紙が回ってきたり、「女っぽい趣味を持つのはダメなんだ」と好きなものを我慢したりと、つらい学生時代を過ごしていたという。

中学時代もいじめは続き、やがて不登校に。その後は補導されて少年院送致になるなど、非行に走っていた。当時について「自分たちがやっていたことは、本当に迷惑なことばかり」と振り返りつつも、「あのコミュニティがあったから、色んなことを吐き出せた」とも語る。

18歳になったアレン様は、ずっと憧れていた東京へ。「綺麗になっていじめていた同級生たちを見返したい」という思いで美容整形を始めると、その様子がテレビ局の目に留まり、タレントデビューを果たす。


しかし番組の編集によって“整形に狂った男”というイメージがついてしまい、再び“本当の自分”を押し殺す日々に。そんな中で始めたのが、ありのままの自分をさらけ出した動画投稿だった。周囲を気にせず、自分の思ったことをストレートに語るスタイルが若者たちに刺さり、人気が急上昇。SNSの総フォロワー数は、5年間で100万人増加したという。

子ども時代に抱えていた自己肯定感の低さと劣等感をバネにし「自分の人生をものにしてきた」と語るアレン様。「人生は学びの連続」と話すアレン様が、今の活動で最も大切にしているのがファンの存在だ。

公開収録に駆けつけたファンから直接ファンレターを受け取ったり、写真撮影に応じたりと、神対応ぶりを発揮。「ファンが仕事をくれていると気づいた」と、何よりも感謝の気持ちを忘れないように心がけているという。

さらにファンに恩返しをしたいと、36人限定の1泊2日バスツアーを企画。参加費用は1人25万円と高額ながら、アレン様は一人一人と丁寧に会話し、ホテルの部屋を訪れてファンと直接交流するなど、濃密な時間を過ごした。

このバスツアーについて「トラウマ級に、体力も心もすり減るキツい仕事ランキング1位」と笑いながらも、「私が25万円も払うなら、これもあれもやって欲しいと絶対思う。だからこそ自分が全部プランニングする」と、愛とこだわりを持ってイベントを企画していると語った。


一方、熱狂的なファンを抱えるなかで、理想の“アレン様像”を作り続けることは「正直問題、結構疲れる」と本音も吐露。「ファンに応えようという気持ちが先行しちゃう」と、今もなお“ありのままの自分”と“ファンが求める自分”の狭間で葛藤していることを明かしていた。

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