結局、メンバー全員が復帰という選択肢を取ることが確定的となった。K-POP第4世代の代表的グループのひとつで、日本でも人気が高いNewJeans。


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BTSなどを輩出した芸能事務所HYBE傘下で、アートディレクターのミン・ヒジン氏が設立したADOR所属アーティストとして2021年にデビュー。日本でも2024年6月にシングル『Supernatural』がリリースされ、直後には東京ドームで初のファンミーティングが開催されるなど盛り上がりをみせていた。しかし、ミン・ヒジン氏とHYBE・ADORのトラブルが勃発し、ミン・ヒジン氏は解任。グループは同年11月、信頼が損なわれたという理由でADORとの専属契約を一方的に解除。活動は休止状態に陥り、争いの場は法廷へと移った。

そして今年10月30日、ソウル中央地裁は専属契約を有効とする判決を下し、5人のメンバーのうちヘリンとヘインが11月12日、家族と熟考した末に裁判所の決定を尊重し、専属契約を遵守することを発表した。

この時点では残り3人のメンバーがどうするのか発表されなかったため、ファンの間ではグループの分裂を心配する声が多かったが、直後にミンジ、ハニ、ダニエルの3名もADORに復帰することを決定したと報じられた。

相当の覚悟を持ってADORと決別したグループであったが、法廷闘争を続ければ今後2、3年は活動が休止となる可能性が高く、メンバーにとっては大切な時期に活動できないのは致命的だった。そのため、グループが望んでいたミン・ヒジン氏とのタッグ継続を諦め、一審での敗訴を認めるしかなかったとみられる。

NewJeansのADOR復帰に、日本のファンからも「これからも活動を続けられるようで一安心」「はやく新曲が聴きたいしライブを観たい」といった声が寄せられている一方、ミン・ヒジン氏不在でこれまでのクオリティが保てるのかを心配する声もある。

なお、ミン・ヒジン氏はメンバーの選択を支持する声明を発表しているが、彼女抜きのグループがこれまで通りのパフォーマンスを見せられるかは未知数。日本のファンとしては、現状「信じて待つしかない」という状況がしばらく続きそうだ。


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