11月11日に放送されたTBSドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第6話が世帯視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、自己最高を更新した。

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夏帆と竹内涼真がダブル主演を務める本作は、電子コミック誌「comicタント」で連載中の同名マンガが原作で、恋人ファーストで自分を見失っていた彼女・鮎美(夏帆)と、「料理は女が作って当たり前」と信じ込んでいる昭和気質の彼氏・勝男(竹内)の破局から始まる再生ロマンスコメディ。
第6話では、同棲中のミナト(青木柚)から「結婚願望がない」と告げられた鮎美が突然の一人暮らしを始め、勝男は鮎美と別れたことを父に言い出せないまま、実家で気まずい空気を抱える展開が描かれた。

「勝男は昭和的な価値観にとらわれた男性として、たびたび問題発言をしてきましたが、その背景には“父親譲り”の環境があることが示唆されてきました。第6話で視聴者の注目を集めたのがラストシーン。勝男の母が、勝男の父に命じられて魚をさばく場面で、包丁で鱗をはがしているその表情はどこか不穏な様子。これまで多くは語られなかった“母の苦労”を予感させる終わり方となっていました」(テレビ誌記者)

だが、この6話で一気にネットが沸いたのは、勝男の母親を演じていた女優の“正体”だった。役名は海老原良子。演じているのは池津祥子だが、SNSでは「勝男のお母さん役の人、IWGPのジェシー役の女優さんって聞いてびっくり」「勝男のお母さんは池袋ウエストゲートパークのジェシーだったのか!アップになったときにようやく気付いた」「何かで見た女優さん?って思いながらなんとなくスルーしてたんだけどモヤって検索したらIWGPのジェシー!?ってなって、ちょっとテンションあがっちゃった」といった投稿が相次いだのだ。

「池津祥子といえば、2000年の大ヒットドラマ『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』(TBS系)で、窪塚洋介演じる“キング”の恋人・ジェシーを演じています。金髪にパンク系ファッションという強烈なキャラクターは、20年以上経った今も記憶に残っている人が多いため、懐かしさや驚きの声があがったようですね。池津さんは多彩な役を演じ分ける名バイプレイヤーとして知られ、NHK朝ドラ『あんぱん』では圧の強い国防婦人会の民江を怪演。『あなたの番です』(日本テレビ系)では、キングの彼女2号の“キャシー” 峯村リエとも共演を果たし、話題を呼びました」(芸能記者)

勝男の母親の描写は、これからの物語の方向性を示す大きな伏線になりそうなだけに、視聴者は25年前のジェシーに思いを馳せながらも、第7話の“波乱”から目が離せなくなりそうだ。

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