タレントの若槻千夏が“誰も傷つけない嘘”で話題になっている。40代で2児の母でありながら「ママ感ゼロ」の変わらぬ美貌を維持し、異例の再ブレイクを果たした彼女のトークスキルは、業界内や視聴者から高い評価を受ける。


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先日、若槻が過去にバラエティ番組で披露した学生時代のエピソードがSNSでバズった。自転車通学中に芝生から顔を出していたモグラを発見、よく見ると漫画やイラストに出てくるような小さいサングラスをかけていた、というものだ。

このエピソードにSNSでは「若槻千夏、毎日マスメディアで嘘ついてて本当に大好き」「嘘って大体面白くないのに、若槻千夏だけ嘘の悪魔と契約してるレベルで面白いな」「若槻千夏の嘘は誰も傷つけてないから好き」といった声が寄せられ、大きな反響を呼んでいる。

他にも若槻は「子ども時代にアルファードくらいの巨大なカラスに身体をつかまれて連れ去られそうになった」「アルバイト先のうどん屋でマヨネーズを倉庫から取ってこようとしたときに体育座りした小さな男の子の幽霊と遭遇し、その幽霊が指をさしてマヨネーズの場所を教えてくれた」といった衝撃的なエピソードをたびたび披露しており、これらも同様にSNSで話題となっている。

こうしたトークがウケている理由としては、荒唐無稽な話なのに若槻の絶妙な語り口で情景が浮かんでくること、誰もがウソとわかるレベルなので「だまされた」と思う人がおらず、他人を貶めるような内容でもないため、純粋にネタとして楽しめるという点があげられる。

この抜群のトークスキルこそが、業界内で「奇跡の再ブレイク」と驚かれた再浮上の原動力とみられている。

若槻は2001年にグラビア活動でデビューし、2003年ごろからバラエティに進出。フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』の抜き打ちテスト企画で、驚異的な珍回答を連発したことがきっかけで、一躍おバカキャラとしてブレイクを果たした。

しかし、多忙による心身の疲弊から2006年に芸能活動の休止を発表。一般男性との結婚や出産を経て、2015年から芸能界に本格復帰したが、移り変わりの激しいテレビ業界で約10年のブランクは大ハンディとも思われる。しかし、若槻はそれをものともせずに、バラエティに欠かせない存在に再び上り詰めた。彼女の安定したトークスキルは、大物MCや制作スタッフからの厚い信頼につながり、「バラエティで見ない日はない」と言われるほどの売れっ子に返り咲いた。
その勢いを受け、今秋からはテレビ朝日系『バラバラ大作戦』枠で冠番組『若槻千夏のうるさい心理テスト』がスタートしている。

若槻自身が過去に語ったところによると、休業中に「ひな壇に戻ること」を目標とし、そのために5年にわたり女性タレントのテレビ出演本数や出演番組のデータをノートにまとめるという徹底したリサーチを行っていたという。このデータを基に、自身に合った番組やMCを洗い出し、「自分の類似タレント」を見つけ、そのタレントがひな壇でどんな振る舞いやトークをしているのかを徹底的に研究したそうだ。

こうして「自分は何を求められているのか」「どう話せば盛り上がるのか」を考えることでトークスキルが以前にも増して向上し、それがバラエティ界では異例となる再ブレイクにつながったといえる。

もう一つ、復帰後の彼女の人気の大きな要素となっているのが「時が止まったかのような美貌」だ。現在、41歳で2児の母だが、まったくそれを感じさせない若々しさで、昔とほとんど変わらないビジュアルを維持している。

公式Instagramでは、11月18日に番組収録中のオフショット、11月19日に東京ディズニーランドを訪れた際のプライベートショットが公開されたが、いずれもコメント欄では「千夏さんめっちゃ可愛いです!」「なんで年を取らないのさ…」「いつまでも本当に若いなあ」などとルックスへの賛辞が相次いだ。

本来ならバラエティ系の女性タレントにとって「ママ」であることは大きな武器となるのだが、若槻はママタレント枠には属さず、「ママ感ゼロ」のビジュアルで、トークでも子育てエピソードはあまり話さない。SNSで話題となった“誰も傷つけない嘘”も含めた「トーク一本」で勝負しているところや、ママ感のない若々しいルックスを維持しているところも、異例の再ブレイクの追い風になったのではないだろうか。

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