元衆院議員でタレントの金子恵美氏が11月23日、YouTubeチャンネルを更新。国会議員の給料に当たる歳費を月額5万円引き上げる歳費法改正案が浮上したことについて、私見を述べた。


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月額5万円の引き上げについて、金子氏は「ひと言で言うと、ナンセンス!センスないなぁ、というふうに思います」とバッサリ。「国民の皆さんもいま物価高で大変」と同情し、「にもかかわらず、あろうことか(歳費が)増えるということは、これはやっぱり理解されないですよね」と切り捨てた。

続けて「身を切る改革ということで言えば、議員数の削減ももちろんですが、そういう報酬の部分で、現状維持はまだしも増やすことは、たぶん認めてはいけないというふうになるのではないかと、私は思います」と語った。

歳費月額5万円アップは凍結する方針だが、それにしても「これが成立した日には、多くの国民の方々が自分たちの生活と照らし合わせて『5万円? 何言ってんの!』というふうに、どう考えても自分たちに甘いと国民の皆様に受け止められても仕方がないと思います」と苦言を呈した。

さらに裏話として、「これ(歳費5万円増加案)に関わった人の名前も(知人の国会議員から)聞いた。高市政権の中ではちょっと外れている人、その人は。変な形で足を引っ張るのもよくないぞと思って、その人の名前を聞きましたけども。正直、高市さん本人もですし、高市政権を支えている近い人たちからすれば、あまりよろしくないタイミングで話が出てきたというふうに受け止めていると思います」と高市政権への影響にも言及した。

金子氏の発言は、永田町と一般感覚とのズレを改めて浮き彫りにするものとなった。

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