11月15日と16日の2日間にわたり、コスプレイベント「acosta!@大阪南港 ATC」(以下、「アコスタ」)と、同人誌即売会「acosta!マルシェ@大阪南港ATC Vol.2」(以下、「アコマル」)が、大阪府・大阪南港ATCにて開催された。およそ4ヶ月ぶりにATCへ戻ってきた「アコスタ」に加え、約1年ぶりとなる関西「アコマル」には100を超えるブースが出展。
2日間を通して南港ATCはコスプレカルチャーの魅力が凝縮された特別な空間に。「ENTAME next」では当日会場で注目を集めたコスプレイヤーさんに直撃インタビューと撮り下ろしの撮影にも応えてもらった。

【写真】名前はまだない。さんのオリジナルキャラクターコスプレカット【10点】

今回お話を伺ったのは、オリジナルコスプレ「ゆるだら猫耳ゲーマー女子」で参加していた、名前はまだない。さん。新たな挑戦として初の関西イベント出展を果たした彼女は、大きな手応えと同時に、強烈な悔しさを味わったという。11月14日発売の『FRIDAY』(講談社)で披露した磨き上げた肉体美の裏側、そして涙の先に誓った次なる目標は。走り続ける彼女が今、思うこと。

――11月14日発売の『FRIDAY』でのグラビア、とても印象的でした。撮影に向けて、どのような準備をされたのでしょうか。

名前はまだない。さん グラビアの前はいつも腹筋とお尻を中心に意識してトレーニングしています!今回は特に、3か月間ピラティスに通って、全身のバランスを整えることを大切にしました。
ただ、撮影当時はイベント登壇やランウェイなどでスケジュールが詰まっていた時期でもあり、食事が思うように取れない日も多くて……。結果的に、理想としていた体型よりは少し痩せてしまいましたね…。

――グラビアの見どころがあれば教えて下さい。

名前はまだない。さん 「名前はまだない。」という一人の人間として、できるだけありのままの姿を見てほしいと思いました。実は今回、初めてメガネもカラコンも外して撮影に挑戦したんです。自分を隠さずに向き合う感覚があって、全部をさらけ出したような気持ちでした。……とはいえ、実はまだ自分では少し恥ずかしくて、買えていないんですけどね(笑)。

――そして、初めての大阪でのイベント出展となりましたね。

名前はまだない。さん 今年は「いろいろなことに挑戦して、もっと多くの方に知ってもらいたい」という目標を持って活動してきたので、その一つとして関西のイベントに挑戦したい気持ちがありました。それと同時に、いつも関西から関東のイベントまで足を運んでくださるファンの方々に、今度は私のほうから会いに行きたい、という想いも大きかったです。


実際、今日も「関西のイベントだったので、初めて会いに来ました」とか、「コスプレは詳しくないけれど、名前さんに会いたくて来ました」と声をかけてくださる方も多くて。大阪まで行って本当によかったです。

――実際に大阪のイベントに参加してみて、印象的だったことはありますか?

名前はまだない。さん ありました!一番びっくりしたのは、お客さんの層ですね。関東のコスプレイベントでは、どちらかというと男性のファンの方が多い印象だったのですが、大阪では女性の方がとても多くて。池袋の「アコマル」に出展させていただいたときとは、雰囲気がまったく違いました。それから、関西圏から来てくださったファンの方が多くて、私が質問する間もないくらいたくさんお話ししてくださって(笑)。すごく楽しい時間でした。

――そんな遠征で手応えはありましたか?

名前はまだない。さん 前回の出展時は、他のイベントと重なってしまって準備が十分にできず、当日に袋詰めや整理券の作成に追われてしまって……。正直、かなりバタバタしてしまい、来てくださった皆さんに申し訳なかったなと反省していました。なので今回はその反省を活かして、事前にできることはすべて自分で準備して、お品書きやブースの雰囲気や小物だったり、クロスまでしっかりこだわって、「準備万端」で臨んだつもりでした。


当日、周りを見渡したら他の出展者さんのクオリティが本当に高くて、学ぶことがたくさんある一方で、自分の未熟さも強く感じました。悔しさも大きくて……実は帰りの新幹線で、思わず泣いてしまったんです。でもそれは、まだ頑張れる余地があるということだと思っています。今はその悔しさが、次に向かうためのモチベーションになっています!「冬コミ」では、もっと成長した姿を見せられるよう頑張りたいです!

――楽しみにしています!さて、2025年も残りわずかですが、「これをやらないと年を越せない」ということは?

名前はまだない。さん 12月から始まる全国ツアーと、「冬コミ」ですね。これをやり切らないと、年は越せません(笑)。でも、それ以上に大切だと思っているのが、今年1年の「総括」を自分の言葉でしっかりすることだと思っています。

――総括、ですか。

名前はまだない。さん 今年は、目標に向かって本当にがむしゃらに走り続けてきた一年でした。その経験をただ流してしまうのは、すごくもったいないなと思っていて。うまくいったことも、悔しかったことも、全部きちんと振り返って、「やりきった」と心から言える状態にしたい。
それができないと、来年やりたいことも、自分の“伸びしろ”も曖昧なままになっちゃう気がして。来年につなげるために、今の自分としっかり向き合う時間は必要だと思っています。

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