2025年はAKB48の結成20周年イヤー。12月4日からは日本武道館でのコンサートを控えている。
そこに参加するOG・倉持明日香は、今年事務所を移籍し、新たにスタートを切った。平成元年生まれ、9月で36歳を迎えた彼女を直撃した。 (前後編の前編)

【写真】AKB48の20周年コンサートに出演する倉持明日香【5点】

――今年10月6日からゼストに移籍しましたね。

倉持 はい。事務所にはよく通っています。以前の事務所は表参道だったんですけど、こんなに恵比寿に通うことになるなんて(笑)。

――移籍しようと思った理由は?

倉持 今年、36歳になりました。年女なんです。それもあって、新しい環境で、新しいことを始めたいなと思ったからです。何か大きいことをやるぞと思って(笑)。そのためにはまず、自分がやっていなかったことを始めようと思いました。

――具体的にはどんなことを?

倉持 私、猫が大好きなんですけど、そんなにSNSで発信していなかったんですね。
なぜかというと、以前からSNSでの発信が大の苦手だからです。AKB48時代にファンの方に有料で届くメールサービスがあったんですけど、どんなに忙しいメンバーでもやっているのに、私は月に1通しか送らなくて。私、全然問題児じゃないのに、発信に関してだけは問題児で、毎月呼び出されていました(笑)。それくらい苦手だったんですが、このタイミングで克服しようと思ってアカウントを開設しました。

――では、これからはSNSを頑張ると。

倉持 まだ1件しか上げてないですけど(笑)。30代後半になると、新しいことに挑戦する機会が減ってきますけど、それじゃいけないですよね。「苦手なものと向き合わなきゃ」と、自分と闘っているところです。

――AKB48の20周年コンサートがもうすぐ開催されます。倉持さんも出演しますが、いい刺激を受けそうですね。

倉持 そうですね。私は12月6日と7日に出演します。
そのためにOGはOGだけでリハーサルに臨んでいるところです。この記事がアップされる頃には、現役メンバーと合わせている頃でしょうね。スケジュールがなかなか合わないので、現役の子たちとそんなに顔を合わせることはないんですけど、今のところOGとは顔を合わせています。

――久しぶりに顔を合わせるメンバーもいるのでは?

倉持 それがそうでもなくて。毎年誰かの結婚式があるから、ちょこちょこ会う機会があるんです。6月はしーちゃん(大家志津香)の結婚式があって、司会はさっしー(指原莉乃)でした。その日は3つのテーブルに10人以上集まったかな。もはや公演できる人数がいました(笑)。余興では2曲披露しました。

――ご自身の結婚式はどれくらい集まるんでしょうね。

倉持 私、結婚式はしないです。したいと思ったことがなくて。


――では両家だけの会食だけでいい派?

倉持 それもしたくないです。メインになりたくないので。見られるのが嫌なんです。書面だけで大丈夫です。

――決意は固そうですね(笑)。で、リハーサルで他のOGと顔を合わせて感じたことはありますか?

倉持 雰囲気が懐かしかったです。空き時間にみんなでしゃべっていると、誰かが即興芝居を始めるのが私たちの恒例だったんですけど、ある時、みゃお(宮崎美穂)ときたりえ(北原里英)とあきちゃ(高城亜樹)が三角関係で、ケンカになるという設定の芝居をしていたら、本気でケンカしてると思ったマネージャーさんが仲裁に入るということもありました(笑)。そんなことをいつもやっていましたね。

――青春ですね。

倉持 そのシーンは走馬灯で出てくると思います。それくらい楽しかったですね。今年は20周年で、みんな30代半ばくらいですよね。
もし30周年で集まるとなったら、私たちもう踊れないと思うんです。だから、今回の武道館に懸ける思いは強いです。「20周年で出し切ろう」とみんなで話しています。

――他に感じていることはありますか?

倉持 (高橋)みなみちゃんがリハを仕切ってくれています。結婚式の余興も仕切ってくれていたし、その姿を見ていると、現役時代を思い出します。この安心感は卒業して10年経っても変わらないですね。私の方が年上ですけど、やっぱりみなみちゃんは先輩だなと思うし、当時の関係がそのまま思い出されます。仕切ってくれるだけじゃなく、毎回甘い差し入れを大量に持ってきてくれて。本当に感謝しています。

――なかなか会えないけど、今回特に会いたい人はいますか?

倉持 大島麻衣さんです。私、麻衣ちゃんのこと好きなんです。現役時代は、私が麻衣ちゃんのアンダーだったから、ステージ上では会えなかったんですね。
麻衣ちゃんはお忙しかったから、私が麻衣ちゃんに立ち位置や振りを教えていたんです。そういう関係だったんですけど、今年の春に(大島麻衣所属の)ホリプロのライブに私が出演させていただいた時に再会できました。めちゃくちゃ懐かしかったし、麻衣ちゃんはすごく面白いんです。

――今ではすっかり港区キャラです。

倉持 ですよね。でも、楽屋でもトークを回してくれて、出演者みんなのことを気にかけてくれていました。本番が終わると麻衣ちゃんは5分くらいで帰ってしまったんですけど、麻衣ちゃんのいた席はゴミひとつなくピッカピカで! こういう先輩になりたいと思いました。私、先輩感がないので(笑)。

――それは否定できません(笑)。

倉持 少し前、私ときたりえと松井咲子ちゃんがやっているラジオ番組に現役メンバーのいともも(伊藤百花)ちゃんとまるちゃん(丸山ひなた)が来てくれたんですね。年齢でいうと、15歳くらい違うから、さすがに先輩感はあったと思いたいですけど。

▽プロフィール
1989年9月11日、神奈川県出身。
2007年、4期生としてAKB48に合格。選抜総選挙での選抜メンバー入りや、ユニット「フレンチ・キス」のメンバーとして活躍。2015年、AKB48を卒業。趣味である野球、プロレス関連の仕事を中心にタレントとして活動している。この秋、15年間所属したワタナベエンターテインメントからゼストに移籍した。12月6日、7日にはAKB48 20周年コンサートに出演。

(文/犬飼華)

【後編】「こんなに衣装短かった!?」倉持明日香が語る“OGの体力問題”と、後輩に託すAKB48の未来
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