【写真】マレーシアで開催された異次元フェスの様子【4点】
「これは完全にプライベートな話になっちゃうんですけど、もともとは娘の留学先にマレーシアを考えていたんですよ。マレーシアって公用語が英語、中国語、マレー語なんです。英語と中国語を同時に学べる国って、マレーシアぐらいかなって。それに親日国で物価も安くて、治安もいい。食事もおいしくて和洋中が揃っている。和食が意外かもしれないですけど、地魚がすごくおいしいのでお寿司は絶品なんですよ!」
そう興奮気味にまくしたてるのは、プロレスラーの髙木三四郎。DDTプロレスリングや東京女子プロレスを運営する株式会社CyberFightの取締役副社長であり、今回のイベントが開催されるきっかけをつくった男でもある。
「もともとKLP48(クアラルンプールを本拠地とした48グループの新組織)の関係者の方と知り合いで、以前から『マレーシアはいい国ですから、一度、来てくださいよ』と言われていたので、KLP48のお披露目ステージのときに娘を連れて、クアラルンプールに行ったんです。そのとき、やっぱり現地のプロレス関係者に挨拶しないのは失礼だな、と思って、MYPW(マレーシア・プロレスリング)の道場に行ったんですけど、彼らが一生懸命、練習する姿を見て、同行したKLP48のスタッフが『プロレス、いいですね。一緒になにかできたら面白いかも』と。
結局、娘の留学の話はなくなったんですけど、冷静に考えたら、親日国で治安もよくて物価も安いって、イベントを打つための好条件がすべて揃っているじゃないですか。いまアジアでなにかビジネスをしようと思ったら、みんなバンコクを選ぶんですよ。たしかにバンコクも好条件が揃っているけど、すでにエンタメ大国なんですよね。いまから割って入るのはなかなか厳しい。だったら、まだまだエンタメが未成熟で、今、KLP48がアイドル文化を根付かせようとしているマレーシアが最適なんじゃないか、と。それでプロレスとアイドルのコラボイベントの話が進んでいったんです」
KLP48は昨年から本格始動したアイドルグループ。48グループから移籍したメンバーも多数、在籍しているため、日本のアイドルファンからも注目を集めている。彼女たちを軸にアイドルステージを展開し、そこにプロレスの試合を絡めていくことで日本発のカルチャーをアピールする、というのがイベントの狙い。マレーシアでは日本のアニメが大人気で週末になると現地のららぽーとなどで大規模なコスプレイベントが開催されている、という。ニッポンの誇るサブカルが刺さることはすでに実証済みだった。
開催準備を進めていると「一緒にやりませんか」という声がTIF(トーキョー・アイドル・フェスティバル)からかかった。
イベントはアイドルのライブとプロレスの試合が交互に行われる形で進行。二刀流のアップアップガールズ(プロレス)はまずアイドルとしてライブをやったあと、それぞれ試合に出場した。髙木も「今回のイベントの軸はアップアップガールズ(プロレス)ですよ。アイドルとプロレスをつなぐ唯一無二の存在ですから」と大絶賛。ちなみに髙木もプロレスラーとして参戦しているのだが、リング上からも、また場外乱闘の最中にも現地ファンの熱狂ぶりをダイレクトに感じ「これはもう大成功ですよ!」と手応えもがっちりつかみまくっていた。
もう、それだけでもお腹いっぱいなのに、さらに矢口真里なのである。これこそ、今回のイベント最大の謎なのだが……。
「現在につながるアイドル人気の原点って、やっぱりモーニング娘。の『LOVEマシーン』だと思うんです。
川松先生とは、今大会の総合プロデューサーを務めた川松真一朗のこと。元・テレビ朝日のアナウンサーで、プロレスラーとしてDDTのリングにも上がっているが、先生と呼ばれるのはつい先日まで都議会議員を務めていたから。そんな川松氏は意外にも熱狂的なモー娘。ヲタだった。
「本当に意外でしょ? 先生と比べたら、ぼくなんて“にわか”ですよ(笑)。『LOVEマシーン』もそうですけど、48グループのヒットメドレーも沸きに沸いていたじゃないですか? 名曲の持つパワーを感じたし、言葉を必要としないアイドルとプロレスのパワーはやっぱりすごいな、海外に出て再認識しましたね」
エンディングは出演者全員による『LOVEマシーン』の大合唱。さっきまでメインイベントに出場していたアップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩に「渡辺ちゃん、大丈夫? プロレスすごかったね。さぁ、今度はアイドルやるよ!」と声をかけたところが、ある意味、このイベントのクライマックス。リング上には矢口真里を中心に元SKE48の荒井優希がいて、KLP48、NGT48、アップアップガールズ(プロレス)のメンバーがいて、リングサイドには当日の出演者たちがズラリと並んだ。
ちょっと令和のニッポンではあんまり記憶にないような多幸感。これ、日本で実現していても、相当、アガったと思うが、それをあえてマレーシアでやってしまうのが髙木三四郎らしさ、でもある。
これだけの盛況で終われば、もちろん単発の打ち上げ花火で終わることはなく、来年以降の継続開催、さらには他の国での開催を含めて検討に入っているという。マレーシアで人気が爆発した女子プロレスやアイドルがアジアで一大ムーブメントとなり、その熱気が日本に逆輸入、となれば胸アツすぎる展開。平成のアイドルブームを超える熱狂が、この日、マレーシアからはじまっていたのかもしれない――。
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