中学はソフトボール部、高校は全国レベルのマーチングバンド部と、学生時代を部活動に捧げていたという元LOVE 9 LOVE(ラブクラブ)柚木毬乃。高校卒業と同時に上京し、『芸能人格付けチェック』などのアシスタント業を経て、2023年3月から現在のグループに所属したが、11月末に卒業した。
そんな彼女が今後挑戦したいこととは。(前後編の後編)

【写真】卒業したLOVE 9 LOVE・柚木毬乃の撮り下ろしカット【6点】

――現在はアイドルとして東京で活動されていますが、上京を決めた最初のきっかけは何だったのでしょう。

柚木 もともと歌が大好きだったので、シンガーソングライターになりたかったんです。それで、歌の専門の芸能学校に通うために東京に出てきました

――そこから、どういう経緯でアイドルに?

柚木 1年制の専門学校を卒業した後、芸能事務所に入っていろいろなアシスタントのお仕事をさせていただいていました。例えば『芸能人格付けチェック』で、芸能人の方に料理を口に運ぶ、みたいな。

――あのアシスタントをされていたんですか!?

柚木 そうなんです(笑)。GACKTさんにお出ししたこともあります。めちゃくちゃ緊張しました…。そういった現場で、有名な方々やアイドルさんたちを間近で見ていたので「キラキラしていてすてきだな。私も輝きたいな」って思うようになったのが、アイドルを目指したきっかけです。

――まさに人生の転機ですね。

柚木 はい。
ちょうどその頃、所属していたLOVE 9 LOVEのオーディション募集を見つけて。もう、考えるより先に体が動いて応募していました。

――アイドルグループに所属していかがですか?スポーツのチームとはまた違う難しさもあったのでは。

柚木 実はすごく人見知りで……。最初はメンバーとも思ったように話せませんでした。1番つまずいたのは、特典会でファンの皆さんと何を話したらいいかわからなかったことです。もうガチガチに緊張しました。

――活発な学生時代からは想像がつかないです。

柚木 他のメンバーがどうやってファンの方と接しているのかを見て、真似したりするところから始めました。今はもう慣れて、楽しくお話しできるようになりましたね。

――歌とダンスも初経験だったと思います。ご自身の強みと課題をどう分析されていますか?

柚木 歌は小さい頃から家族みんな好きだったので、毎週のようにカラオケに行ってたんです。
カラオケには今でも1人で行くんですが、5時間くらい歌っちゃいます。そのおかげか、ピッチは外さないです。でも、抑揚をつけたり気持ちを込めて歌ったりするのがまだ苦手なので、ボイストレーニングで表現力を磨いていきたいと思っています。

ダンスは振りを覚えるのが得意で、先生の動きをよく観察して完璧にコピーして、後から自分らしさを足していくスタイルでやっています。K-POPも大好きなので、家で1人で踊ったりしています。いつかTikTokで披露するので、ファンの方にはぜひチェックしてほしいです!

――アイドル活動への熱量を感じました。LOVE 9 LOVEの魅力についてもお聞かせいただけますか。

柚木 とにかく楽曲に恵まれているグループだったと思います。本当にどの曲もいいので、聞いたことがない方にもぜひ一度聞いてみてほしいです。絶対に、その人の心に刺さる一曲があるはずです。私が保証します!

――特にご自身にとって思い入れのある曲はありますか?

柚木 『Secret(シークレット)』という曲です。LOVE 9 LOVEとしては初めてのエモい系の曲調で、自分が1番歌割りを多くもらえた曲でもあります。
聞かせる系の楽曲で気持ちが込めやすいので、特に思い入れがあるんです。

――先日、LOVE 9 LOVEから卒業されましたが、現在は何に挑戦してみたいですか?

柚木 挑戦したいことはたくさんあります。アニメや漫画が大好きなので声優さんのお仕事をしてみたいですし、和服がすごく好きなので着物のモデルもやってみたいです。あと、衣装のデザインにも興味があります。

――今後の活躍が楽しみです。最後に、今の目標を教えてください。

柚木 個人的な目標は、Xのフォロワーを2万人にすることです。来年の3月までに達成したいと思っています。数が全てじゃないことはわかっていますが、いつ誰が見てくれているかわからないので、ソフトボール部の写真のように、これからも工夫して発信していきます!

▼柚木毬乃(ゆずのき まりの)
2001年12月10日生まれ。愛知県出身。中学ではソフトボール部、高校ではマーチングバンド部に所属。地元での生活を経て上京し、2023年3月にアイドルグループ・LOVE 9 LOVEのメンバーとして活動をスタート。
メンバーカラーはパステルイエロー。11月末に同グループから卒業した。

【前編】「初バズりでした!」柚木毬乃、泥だらけで走り回ったソフトボール少女時代を語る
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