のラストツアーが2026年3月に開始されることが決定し、社会的影響が早くも顕在化している。札幌公演がツアーの皮切りとなるが、開催時期の現地のホテルの宿泊価格が高騰し、ほぼ同じ時期に国立大学入試の後期日程の試験が予定されていることから受験生に影響する恐れもあり、松本洋平文部科学相が「落ち着いて受験の準備を進めてほしい」と呼びかける事態になった。
これを受け、ネット上ではその影響力の大きさに改めて驚きの声が広がっている。

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嵐はラストツアーとして、2026年3月から札幌、東京、名古屋、福岡、大阪の各都市でドームコンサートを開催。5月31日の東京ドーム公演をもってグループ活動を終了する。

ツアー日程が発表されると、いわゆる「遠征組」のファンが宿泊先の確保に動いたことで、札幌のホテルの価格が急激に上昇した。ある札幌市内のホテルは通常7800円のシングルルーム宿泊代金が、コンサートが開催される3月13日~15日の3日間は5万円以上に跳ね上がった例が報告されている。それでも宿泊予約は絶えず、期間中はほぼ満室状態となっている。

札幌市によると、市内の宿泊施設の定員総数は約7万8000人。札幌ドームの最大収容人数は約5万3000人で、3日間で延べ15万人前後が訪れる計算となり、十分な受け入れ能力があるとは言い難い状態だ。航空券も高騰し、ある格安航空会社は東京-札幌のチケットが4000~6000円だったが、公演前後には4万円近くに上昇したケースがあった。

札幌公演は北海道大学を含む国公立大学の後期試験と時期がほぼ重なる。後期試験は前期試験の合否によって出願が決まるため、結果が判明してから動く受験生は宿泊先や航空券の確保が難しくなる恐れがある。

東京・大阪・名古屋でも今後「ホテル争奪戦」が起きる可能性があるが、嵐のラストツアーはチケット抽選の当落結果がまだ出ておらず、落選後にホテルや航空券のキャンセルが続出することが予想されるため、今後どのような状況になるのかは不透明だ。
いずれにしても、嵐のラストツアーは全国規模の“狂騒曲”を巻き起こしそうな状況だといえる。

過去にも、嵐のツアーの時期に宿泊施設不足が取り上げられたことがあった。2016年の5大ドームツアーでは、札幌と福岡のホテル不足状態が顕著となった。2015年9月の宮城県での震災復興支援コンサートでは延べ約20万人を動員し、宮城のみならず福島や山形の宿泊施設まで満室となり、仙台市で予定されていた学会が延期される事態も発生した。

学術関係者は「嵐のツアー日程に合わせて学会日程を調整していた」と振り返り、学術界にも影響を及ぼしていたようである。

また、2015年12月には福岡で嵐とEXILEの大規模公演が立て続けに開催され、宿泊施設不足が深刻化。福岡市は市民の自宅を宿泊施設として提供してもらう、当時は解禁前だった「民泊」を試験的に導入する異例の措置をとった。

嵐は日本の音楽界でも別格の影響力を発揮してきた。ラストツアーの余波は各方面に及びそうだが、彼らが最後にどんな「Happiness」を届けてくれるのか楽しみにしたい。

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