Z世代を中心に人気を集め、SNS総フォロワー数82万人超を誇る動画クリエイター・ちなぷぷ。「銃声バレー」と称される動画が2000万再生を突破するなど、TikTokを席巻している彼女がいかにしてSNSの世界に飛び込んだのか。
自身を商品として磨き上げる彼女の原点に迫った。(前後編の前編)

【写真】人気動画クリエイター・ちなぷぷの撮り下ろしカット【12点】

――SNS総フォロワー数82万人を超えるちなぷぷさん。そもそもSNS活動を始めたのはいつ頃でしょう。

ちなぷぷ 大学2年生に上がる前の春休みですね。コロナ禍も相まって、空いている時間が多かったっていうのは理由として大きいですね。

もともと堅実派というか、安定志向なんです。「将来の安定って何だろう?」って考えたときに、真っ先に公務員が思い浮かんで。潰しが効くようにって法学部に入ったんですけどね。

――それがどうして、今の道に?

ちなぷぷ 入学したあとに「基礎数理」っていう授業が必修であるってことを知りまして。私、数学が本当に苦手なんで、「あ、公務員は無理かも」って心が半分折れていました。そこでコロナ禍に…。SNSを始めるキッカケだったので今となっては結果オーライですけどね。


――SNS活動をやり始めたときの周囲の反応はいかがでしたか?

ちなぷぷ 地元の友達とはSNSで繋がっていないので、反応は正直あまり分からないんです。でも成人式で地元に帰ったときには「見てるよ」「頑張ってね」って声をかけてもらえましたね。大学はコロナ禍もあって友達が2人しかいなかったんですけど、その子たちは応援してくれています。

――幼少期はどんなお子さんだったのか教えて下さい。

ちなぷぷ めちゃくちゃ男勝りだったと思います。髪の毛は男の子みたいなベリーショートで、年中半袖短パン。近所には男の子ばっかりだったので、一緒に秘密基地を作ったり、山を探検したりしていましたね。あと、『コロコロコミック』の愛読者でした。『ベイブレード』とか『デュエル・マスターズ』が好きだったんですけど、ルールもよく分からないまま一緒に遊んでいましたね。女の子がその年頃に何して遊んでいたのか、全然知らないかも(笑)。

――昔から目立つのが好きなタイプだったんですか?

ちなぷぷ どうなんだろう……でも、仲のいい子からは「ちなぷぷなら、いつかこういうことやりそうだと思ってた」って言われます。自分でも、潜在的にはやりたかったのかもしれないですね。


――2000万再生を記録した「銃声バレー」が生まれた背景についてもお聞きしたいです。

ちなぷぷ あれは中学3年間、バレーボールをやっていた経験が活きましたね。最初は、バレーボールと流行りの音源を組み合わせたら「リズム天国」というリズムゲームみたいで気持ちいいんじゃないかな?っていう軽い気持ちで企画しました。その投稿のコメント欄での評価を分析して改良、洗練させていったら、気づけば「銃声バレー」っていう名前がついて、とんでもない再生数になっていましたね。

――動画の企画はいつもどうやって考えているのでしょう。

ちなぷぷ TikTokって常に何かしら流行があるので、そこに自分らしさを掛け合わせて「流行×自分のアイデンティティ」という軸で考えています。例えば、ちょっと前に流行った「ハムボ(ハム太郎ボイス)」と自分のキャラクターを組み合わせたり、私は「万年ダイエッター」なので、ダイエット系のネタを絡めたり。視聴者の方が私に持っているイメージをうまく組み入れるようにしていますね。

――なるほど。その「流行」をどのようにキャッチしているのか教えてもらえますか?

ちなぷぷ 流行をキャッチするのがめちゃくちゃ早いクリエイターさんがいるんですよね。その人たちの投稿は常にチェックしています。「あ、この人たちがこれをやり始めたなら、そろそろ来るな」みたいな。
今の流行の移り変わりは本当に早くて、音源なんて昔は1~2ヶ月くらいだったのに1週間で廃れちゃうんですよ。……。だから、常にアンテナを張ってないとすぐ置いていかれちゃいます。

――シビアな世界ですね。そんな中で活動を続けられる原動力は?

ちなぷぷ 単純に「SNSが大好きだから」ですね。小学校高学年の頃から、「Vine」とか「MixChannel」とか、ネットの世界にどっぷりでした。可愛いJKが双子ダンスを踊っているのを観ていて、ずっと憧れていたんです。

▽ちなぷぷ
山梨県出身。2002年7月15日生まれ、23歳。大学在学中にTikTokでの活動を開始。「銃声バレー」動画が2000万再生を突破するなど注目を集める一方、『KUNOICHI』に出場するなど多彩な一面も持ち、SNSを始める前は公務員を目指していたという意外な過去も。趣味は映画鑑賞、海外旅行、お笑い番組を見ること。
「行けるところまで行く」をモットーに、フリーのクリエイターとして活動の幅を広げている。

【後編】『KUNOICHI』にも出演、SNS総フォロワー数82万人超のちなぷぷが整形する理由「自分という商品を良くする努力」
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