桜田ひより佐野勇斗がW主演を務めた日本テレビドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』の最終回が12月10日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯が3.4%、個人は1.9%だった。

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裏番組に『報道ステーション』(テレビ朝日系)や『水曜日のダウンタウン』(TBS系)といった人気番組があり視聴率こそ伸びなかったが、同じ時間帯のドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の視聴率を常に上回り、TVerお気に入り登録人数は87万人超えと10月期GP帯連ドラでは8位と健闘した。


ドラマのタイトル通り、誘拐から始まった2人の関係が、互いに寄り添い理解を深めたことによって親密になっていく過程が、違和感なくわかるように描かれ、視聴者から応援される存在になったことがドラマ成功の最大の要因といえる。

ハチこと八神結以(桜田)とリンダこと林田大介(佐野)の結末について、視聴者からは「ハチリンがハッピーエンドで良かった」「ラストが絵になりすぎて尊い」といった称賛の声があふれ、早くも“ロス”の声も上がっている。

最終話では、2人の協力者だったガンこと岩田美麗(志田未来)と香坂莉里(影山優佳)や、YouTubeで「まぁみぃチャンネル」を主宰するインフルエンサーの大西真咲(加藤千尋)と大西岬(髙塚大夢)、母親のネグレクトから大介らが救った 城之内星(阿部来叶)、刑事の小宮山拓(松尾諭)と田端春輝(日高由起刀)といった登場人物のその後が丁寧に描かれたことも、評価されている。

中でも父・慶志(北村一輝)に対し結以が抱いていた不信感への誤解が解け、父娘の関係が修復された点も感動の要素となった。

佐野は最終回の放送開始直前に自身のインスタグラムを更新し、「ハチとリンダの最後を見届けて下さい!」とアピール。阿部来叶(らいと)を抱きかかえた微笑ましい写真をアップし、「ひかるが似顔絵描いてくれた宝物 ありがとうね らいちゃん!」と綴った。

一方の桜田も、やはりインスタグラムに阿部とのツーショットやクランクアップ時の花束を抱えた様子をアップ。「初GP帯主演ドラマがESCAPEで本当に良かったです。ずっと笑ってたなー、スタッフの皆さん優しかったなー、あったかい現場だったなー…」と想いを綴っている。

なお、佐野は来年1月期のテレビ朝日系『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』に出演が決定、桜田は2026年初夏に公開予定の映画『モブ子の恋』に木戸大聖とW主演することが明らかになっている。

『ESCAPE』で貴重な経験を積んだ2人が、来年それぞれどう飛躍するのかが楽しみだ。

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