「世界の妹」という愛称で親しまれ、愛らしいルックスと身長150cmにHカップという健康的なスタイルで人気を集めるグラビアアイドル・堀みなみ。そんな彼女のキャリアの原点は、意外にも建設現場の“現場監督”にある。
女性が少ない男社会で日々奮闘しながら、どのようにしてグラビアへの道へ踏み出したのか。そして、長年抱えていたコンプレックスを“武器”に変えた覚悟とは――。(前後編の前編)

【写真】「世界の妹」Hカップ人気グラドル・堀みなみの撮り下ろしカット【15点】

――堀さんは、高校卒業後すぐに建設業界に就職されたそうですが、そのキッカケは?

堀 通っていたのが調理学校だったんですけど、料理は「趣味で楽しみたい」タイプだったので、仕事にはしたくなくて。何をしようかなと考えていたとき、父が職人だったこともあって建設業に興味を持ったんです。「女性が少ない業界で働くのって、なんだかかっこいいな」と思ったのが最初のキッカケでした。

――実際、女性社員は少なかった?

堀 はい。会社自体が大きくはなかったのですが、私が入るまで女性は1人だけ。同期もいなくて、先輩のおじ様ばかりに囲まれていました。社内は静かで堅い雰囲気でしたね。

――最初から現場監督に?

堀 いえ、最初は事務職として入社して、1年ちょっと働いていました。そこから社長に「現場に出てみないか?」と声をかけていただいて。資格は持っていませんでしたが、“現場トップ”のような立場で管理を任されるようになりました。
期間は1年半くらいですかね。

――事務と現場、どちらが合っていました?

堀 堅い空気は苦手だったので現場のほうが断然楽しかったです(笑)。それに現場は色んな場所に行けるし、職人さんたちが本当に優しくて「お嬢ちゃん、喉渇いてない?」「お昼食べた?」って、18~19歳だった私をすごく気にかけてくれていました。

――特に思い出に残っているエピソードがあれば教えて下さい。

堀 お昼の時間ですね。よく職人さんと一緒にファミレスへ行っていたんです。事務のときは職場の人と外食することがほとんどなかったので、仕事仲間とファミレスに行くこと自体が新鮮で、すごく記憶に残っています。

――現場監督から一転、芸能の道へ進んだ理由は?

堀 「何か別のことをしたい」と漠然と思う時期があって。でもその時点でやりたい仕事は特になくて……。お盆休みにふと、「芸能をやってみようかな」って思ったんです。

――本当に“ふと”なんですね。

堀 モデルをしている友だちがいて、話を聞いていた影響もあるかもしれません。
それで母に相談したら、「できるうちにやりなさい!」ってすごく背中を押してくれたんです。

――お母様はずいぶん積極的ですね。

堀 母は「自分が今の時代に若かったらインフルエンサーになっていた」と言うくらい、もともとそういうことに興味があったみたいで。小さい頃、子役のオーディションに連れて行かれたこともありました(笑)。

――当時は抵抗があった?

堀 めちゃくちゃありました(笑)。恥ずかしいし、友達と遊びたかったので「行きたくない!」って断ってました。でも大人になって、自分の考え方も変わったなって。母の後押しもあって、自分からオーディションを受けてこの世界に入りました。

――芸能の中でも、グラビアを選んだ決め手はなんでしょう。

堀 今の時代はSNSがすごく大事じゃないですか。その中で、自分が発信できるものを考えたとき、たぶん一番適性があるのはグラビアだと思ったんです。体型的にも。


――昔からスタイルに自信が?

堀 全くの逆ですね。胸が大きいことがコンプレックスで、中高生のときはひたすら隠していました。さらしみたいな服で押さえたり、体育をサボったり……。とにかく“目立たないように”生活していました。

――そんなコンプレックスがある中、水着になるのは抵抗なかったですか?

堀 それが最初の撮影は、恥ずかしさより「ちゃんと撮影できるかな」という不安のほうが大きかったんです。水着がどうこうより、仕事としての緊張が勝っていました。

――どんなタイミングで慣れていったかは覚えていますか?

堀 撮影を重ねるうちに自然と慣れてきた感じですね。今は雑誌に載っているのを見ると「もっと堀みなみを知ってもらいたい!」という気持ちが強いです。

――今は身体を「強み」と捉えられたと。

堀 そうですね。「健康的な体型」が自分の武器だと思っています。TikTokの配信で「食べ過ぎちゃった」と話すと、ファンの方が「今のままでいいよ」って甘やかしてくれるんです(笑)。
だから痩せすぎず太りすぎず、今の体型をキープするのが大事かなと。

――体型維持で気をつけることは?

堀 ラーメンを食べすぎないこと(笑)。毎日食べるとむくむので、週1回に決めています。

▽堀みなみ(ほり・みなみ)
2000年12月9日生まれ、24歳。身長150センチ。B87・W60・H82のHカップ。
元・現場監督という異色の経歴を持ち、150センチでHカップという“アンバランスな健康スタイル”を武器に、撮影会や誌面を中心にグラビアで活動中。趣味はYouTube鑑賞とパチスロ。大のファミレス好きで、主要チェーンのメニューはほとんど頭に入っているほど。特に「デニーズ」を推しており、堀的殿堂入りメニューは「和風ハンバーグ」。

【後編】パチスロ好きで酔うとポンコツ…“世界の妹”堀みなみのギャップ素顔
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