元衆院議員でタレントの杉村太蔵が12月18日、スペシャルキャスターを務める情報番組『サン!シャイン』(フジテレビ系)に出演。ゲスト出演した日本維新の会・吉村洋文代表に鋭く斬り込んだ。


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この日は吉村氏をスタジオに招き、維新の会が自民党との連立内閣の絶対条件としていた衆議院の「議員定数削減法案」が、今国会では見送りになったことなどについて、出演者たちが吉村氏と議論を交わした。番組では、吉村氏が12月16日更新のYouTubeチャンネルで、法案が見送りになったことについて「腹立ってしょうがない」という発言を繰り返したことや、テレビ番組のコメンテーターを批判していたことも紹介された。

これについて杉村は「与党の代表として議員定数削減を一生懸命やられたのはわかります」と一定の理解を示したうえで、「じゃあ、立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木さん、公明党の斉藤代表、または700人近くいる国会議員と、代表として、どのくらい議論を重ねられましたか、直接。説得されましたか?」と質問。

吉村氏が「直接、というのはやっているわけではありません」と返すと、杉村は「やっぱり、国会で多数を形成しようと思ったら、いくらYouTubeで『腹立つ、腹立つ』を10回言っても、いくらコメンテーターを批判しても、やっぱり国会は合意形成の場ですから、党の代表として『これが必要だ!』と1人1人、説得する作業をやらないで『腹立つ、腹立つ』を言ってもしょうがないのではないかと」と苦言を呈した。

さらに杉村は「だから、僕が前から言っているように、大阪府知事が与党代表を兼任するのは現実的ではない。なぜ、これが成立しなかったのか、というのは吉村代表の責任もあるというのが僕の考え。やりたかったら、国政に行くしかない」と提言した。

杉村の主張について、ネット上では《杉村太蔵ナイス!各党の代表と直接交渉してない吉村府知事が国政やるのはおかしい》《確かに杉村太蔵さんの言うことも、その通りなんよな》《たまに出る杉村太蔵の正論》《維新吉村はーん、杉村太蔵にかなり突っ込まれて何も言えず状態になっている》などと肯定的な意見が多かった。

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