人気男性アイドルグループ・Snow Manが、大みそかに3年連続でYouTube生配信を実施する。終了後にSTARTO ENTERTAINMENT所属グループが勢ぞろいするカウントダウンコンサート(カウコン)に出演することが決まっているが、同コンサートもテレビ中継はなく配信のみ。
なぜSnow Manは「大みそかは配信のみ」という選択をしたのだろうか。

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Snow Manは、2021年と2022年の大みそかにNHK紅白歌合戦』に出場。2023年は旧ジャニーズ問題の影響で出場なしとなり、その代わりにYouTubeでスペシャルライブを生配信し、当時の日本最高記録となる同時接続数133万人を達成。翌年も生配信を実施し、同時接続数約127万人を記録するなど大盛況となった。

今年の『紅白』はKing & PrinceSixTONESの出場が発表され、3年ぶりにSTARTO社のグループが起用された。一部報道によれば、Snow Manにもオファーがあったというが、メンバーらの意向により“出場辞退”になったと伝えられた。

Snow Manは3年連続となるYouTubeライブ『Snow Man Special Live みんなと楽しむ大晦日!2025 ~リクエスト♡大作戦?!~』を発表しており、今年も生配信を優先するという決断をしたとみられる。生配信は大みそかの19:00~20:30の予定で、終了後は3年ぶりに復活するカウントダウンコンサート『COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE』に出演することが告知されている。

カウコンは旧ジャニーズ時代の1998年末から東京ドームで毎年開催され、フジテレビ系での生中継が年越しの風物詩となっていたが、2023年から旧ジャニーズ問題の影響で開催が見送られていた。復活に伴ってテレビ中継も再開されるかと思われたが、今年は地上波放送の予定はなく、ライブ中継は「ファミリークラブ」での有料配信のみ。また、2026年1月7日からNetflixで独占配信されることが決定している。

今年のカウコンはSnow Manのほか、NEWS、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、timelesz、中島健人、King & Prince、SixTONES、Travis Japanらが出演。
まさにオールスター状態となっており、地上波放送すれば大きな反響を呼ぶことは間違いないだろうが、配信でしか観られない。

Snow Manについては現時点で大みそかのテレビ出演予定はなく、当日に彼らのパフォーマンスを見ることができるのは「配信のみ」となりそうだ。

幅広い年齢層の視聴者が観ている『紅白』は、いまだに絶対的な国民的年越し番組であり、出場すれば認知度の大きな向上が見込める。スターが集結する『紅白』の大舞台で輝けば、従来のファンを喜ばせることもできる。しかし、すでに押しも押されもせぬトップアイドルとなったSnow Manにとっては、それ以上に支え続けてくれたファンに感謝を込め、生配信でたっぷりとステージを届けたいという思いが強いのだろう。

この地上波にこだわらないスタンスは、Snow Manに限ったことではない。3年ぶりに開催されるカウコンも配信のみとなり、の来年3月から始まるラストツアーもメンバーの櫻井翔が「多くの皆さまにも楽しんでいただけるよう、生配信の準備も進めております」と告知した。嵐も『紅白』出場が噂されたが、一部報道で“辞退”したと報じられており、グループとしては来年5月末の活動終了まで配信中心の活動になる可能性がある。

こうした動きについては、業界内で「見たい人だけが見る」「見たい人にだけ届ける」という時代への移行を象徴するものと指摘されている。

昨今は配信コンテンツが急拡大しており、来年3月に開催される野球の世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)もNetflixの独占放送となることが決定し、録画放送も含めて地上波放送の予定はないと発表された。プロボクシングの井上尚弥の世界戦など、大きな注目を集める格闘技の試合が「配信のみ」となることも珍しくなくなった。

もちろん地上波にもまだまだ魅力やメリットはあるが、時代の変化によって選択肢が増えたといえる。
トップアイドルでありながら「大みそかは配信だけ」という決断を下したSnow Manは、そうした潮流の最前線を走っているともいえそうだ。

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