“インスタグラビアの女王”の異名をもち、グラビアやSNSを席巻してきた似鳥沙也加が、沖縄で撮り下ろした最新電子作品『似鳥沙也加 ふれあ、/ふりる。』を11月21日にKADOAKWAから刊行した。
制作の裏側やコンセプト、そして最近興味を持っていることを聞いた。(前後編の前編)

【写真】“インスタグラビアの女王”似鳥沙也加の撮り下ろしカット【5点】

――今回は『ふれあ、』と『ふりる。』という2つのタイトルで、デジタルでの同時発売です。コンセプトは?

似鳥 「汗や肌の質感、温度まで伝わる作品」をコンセプトに、しました。沖縄特の空気をそのまま閉じ込めたいと思いました。撮影が7月の頭だったので、スタッフさんも汗だくになるほどの猛暑で、私も倒れないよう頑張りました。その現場の空気感も写真に活かしたかったんです。

――今年の東京も猛暑でしたが、沖縄の暑さはまた違いましたか?

似鳥 日差しの強さが違いましたね。もう一瞬浴びただけで「暑い!」ってなった記憶があります。それだけでなく、自然の山や川で撮っていても独特な湿度感がありました。それを活かしたくて、汗も拭かないで臨みました。

――写真とはいえ、沖縄の現地の空気感も込めたと。


似鳥 通常のグラビア撮影だと、汗やテカリを抑えたりして、涼しい顔で写ることが多いんです。でも今回は汗が滲んでいるタンクトップ姿とか、火照った肌の質感を見てもらえる作品にしました。キメ顔で可愛く撮るよりは、その場の風景や空間、そして熱気と、私の表情がマッチしているかどうかを大切にしましたね。私が主役というより、画面の一部として存在しているような、トータルで一つの写真として見てほしくて。インスタグラムのグラビアでも大切にしている感覚ですね。

――すると、今回はどういった衣装が多かったのでしょうか?

似鳥 今回は、「透け感」のある衣装を多く選びました。風が吹いた時になびいたり、身体のラインを見せられるものですね。例えば普段からスカーフを巻いているファッションが好きなので、下着に合わせてスカーフをつけて撮ってみようとスタイリストさんにお願いして実現しました。スタイリストさんが現場で布を巻いて衣装を作ってくださったりして、新しい表現に挑戦できたと思います。

――他に、制作で特にこだわったところはありますか。

似鳥 実は、体型作りにはすごくこだわりました。沖縄の大自然の中に私が負けてしまわないよう「頑張って太ろう!」と撮影前にあえて体重を増やして挑んだんです。


――ボディメイクとはいえ、あえて太るのは勇気が要ったのではないでしょうか。

似鳥 深い森や強い日差しの中に立った時、体が細すぎると風景とマッチしないなと思ったんです。去年、グアムで2nd写真集『Colon』を撮った時も、極彩色のポップな世界観だったので、それに負けないようにメリハリのあるボディを作っていきました。今回も、暑い森の中で撮影するなら、ある程度ハリがあったほうがいいなと思って身体を作りました。

――沖縄の豊かな自然に映える身体作りだったんですね。

似鳥 「カメラのレンズを通した時にどう映るか」を想像して体を作っています。肉眼で見るのと、レンズ越しに見るのとでは、体の質感や見え方が変わってくるんです。「この角度で撮るなら下半身はこのくらいのボリュームが必要だな」とか、「上半身はこれくらいシェイプしたほうがバランスがいいな」とか。沖縄ではテストで撮った結果を見つつ、その日のシチュエーションに合わせて微調整していきました。

――自然の光や風景を活かした、というのが今作ならではの見どころでしょうか。

似鳥 そうですね。沖縄の太陽光と暑さだからこそ、私のこのポーズや衣装、表情になったという、写真に込めた意図まで想像しながら見ていただけたら嬉しいですね。


似鳥沙也加(にとり・さやか)
「#インスタグラビア」のハッシュタグで投稿していたグラビア風の世界観が国内外問わず大きな反響を呼び大バズリ。現在は電子書籍で異例のセールスを記録しており「電子書籍の女王」との呼び声も高い。唯一無二の存在感で、グラビアアイドルとしてマルチに活躍中。現在ハマっていることは「ヴィンテージグッズ集め」。
公式X @nitori_sayaka
Instagram @uw.sayaka

【作品情報】
書名:【デジタル限定版】似鳥沙也加写真集 ふれあ、
   【楽天Kobo限定版】似鳥沙也加写真集 ふりる。
価格:各3,300円(10%税込)
発売日:2025年11月21日(金)
発売・発行:株式会社KADOKAWA
https://linktr.ee/nitorinojoho
https://www.kadokawa.co.jp/product/322508000216/
公式X:@nitoribbon

【後編】似鳥沙也加「表情を作るという責任感」セルフプロデュースグラビアへの想いと次に描くビジョン
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