“インスタグラビアの女王”の異名をもち、グラビアやSNSを席巻してきた似鳥沙也加が、沖縄で撮り下ろした最新電子作品『似鳥沙也加 ふれあ、/ふりる。』を11月21日にKADOAKWAから刊行した。
制作の裏側やコンセプト、そして最近興味を持っていることを聞いた。(前後編の後編)

【写真】“インスタグラビアの女王”似鳥沙也加の撮り下ろしカット【5点】

――今作は沖縄での撮影でしたが、自然だけでなく建物でも撮ったショットがあります。

似鳥 そうなんです。古い倉庫で撮ったショットがあって、沖縄特有の空気の中に、ちょっとどんよりとした廃墟っぽい雰囲気が漂っていて。そういった場所で表現するのもすごく楽しかったです。

――撮影現場でほめられたことや、現場での思い出はありますか?

似鳥 スタイリストさんが「似鳥ちゃんは何を着ても着こなしてくれるから、何を持って行っても楽しい」と言ってくれて。それが自信に繋がりました。それに今回、メイクさんが沖縄の方で、私も完全に南国の開放的な陽気に染まることができて。素敵な空気感を作ってくださる方でした。

――インスタグラムや紙媒体でも、作り込んだグラビアを披露している似鳥さんですが、創作のアイデアのヒントは?

似鳥 海外の写真をよく見ています。海外の作品って、色使いがすごく派手だったり、モデルさんが本当に心から楽しんでいるような表情をしているんです。「楽しいことをしよう!」っていうポジティブなエネルギーが伝わってくるので、そういう部分を参考に、「次はこんな写真にしたい」って思いつくことが多いですね。


――今作のようにセルフプロデュースのグラビア作りで、特にやりがいを感じる時はありますか。

似鳥 やっぱり撮影の本番が一番好きですし、緊張します。写真選びやコンセプト決めもスタッフさんと意見を交わし合って進めていきますが、いざカメラの前に立って表情を作るのは、私にしかできないことですから。一番責任を感じる瞬間です。スタッフの皆さんが頑張ってくれているのを見ていると、絶対に後悔だけはしたくなくて。終わった後に皆で笑い合えるような作品にしたいと思っています。

――やはり、美麗なグラビアへの思いは強いですね。そして最近、プライベートでハマっていることは?

似鳥 実は、YouTubeで相撲部屋の動画を見るのにハマっています。お相撲さんって、たくさん食べるじゃないですか。それがしっかり身体作りの基礎になっている姿が素敵だなと思って、力士の方がちゃんこを食べる動画をよく見ています(笑)。

――確かに身体作り、という点では、グラビアと相撲も共通点がありますね。

似鳥 ご飯を食べる時にも、その動画を流しながら食べるんです。
そうすると、私も相撲部屋の皆さんと一緒に食べているような気持ちになれて、すごく楽しいんですよ(笑)。

――では最後に、今後の展望を聞かせてください。

似鳥 まだ具体的なイメージは湧いていないんですが、今回は夏が舞台だったので次は季節感を変えて撮ってみたいですね。それに、前から夜の遊園地での撮影をしてみたいんですが、まだ実現できていないのでこれも目標です。いつもファンの皆さんからたくさんの優しさをいただいているので、作品を通してその優しさをお返ししたいと思っています。

似鳥沙也加(にとり・さやか)
「#インスタグラビア」のハッシュタグで投稿していたグラビア風の世界観が国内外問わず大きな反響を呼び大バズリ。現在は電子書籍で異例のセールスを記録しており「電子書籍の女王」との呼び声も高い。唯一無二の存在感で、グラビアアイドルとしてマルチに活躍中。現在ハマっていることは「ヴィンテージグッズ集め」。
公式X @nitori_sayaka
Instagram @uw.sayaka

【作品情報】
書名:【デジタル限定版】似鳥沙也加写真集 ふれあ、
   【楽天Kobo限定版】似鳥沙也加写真集 ふりる。
価格:各3,300円(10%税込)
発売日:2025年11月21日(金)
発売・発行:株式会社KADOKAWA
https://linktr.ee/nitorinojoho
https://www.kadokawa.co.jp/product/322508000216/
公式X:@nitoribbon

【前編】似鳥沙也加、沖縄の空気を閉じ込めた電子作品集『ふれあ、/ふりる。』制作舞台裏「火照った肌の質感を見てほしい」
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