2025年も数多くのドラマが話題をさらったが、2026年も負けず劣らずの注目作が揃っている。阿部サダヲ主演の新春スペシャルドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)をはじめ、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』や日曜劇場『リブート』(TBS系)など、多彩なラインナップが目白押しだ。
今回は、その中でもとりわけ話題性の高い3本をピックアップし、その見どころを紹介していく。

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2023年の夏ドラマ『VIVANT』(TBS系)は、日本中を熱狂させながらも、多くの謎を残したまま最終話を迎えた。その続編が2026年に放送されることが決定し、前作以上の期待が寄せられている。

本作は、大手商社で発生した誤送金事件をきっかけに発展するアドベンチャードラマ。送金ミスの罪をなすりつけられた主人公・乃木憂助(堺雅人)が、身の潔白を証明するため世界を駆け巡り、命がけの冒険を繰り広げていく。

まず第1話から目を引くのが、ハリウッド映画さながらのスケール感だ。物語は、広大な砂漠をさまよう乃木の姿からスタートし、やがてバルカ警察の追跡を振り切る必死の逃亡劇へと繋がる。巨大なダンプカーで何十台もの車を突き飛ばす豪快なカーアクションなど、画面に映し出される映像は息を呑む迫力に満ちていた。

そして第4話では急展直下の大展開が待ち受け、ここから謎が謎を呼ぶストーリーが展開される。当時のSNSでは考察合戦が盛り上がったが、主人公の別人格とされる「F」の詳細など、結局明かされなかった謎も少なくない。続編は前作のラストシーン直後から始まる一続きの物語となるそうなので、未回収の伏線や謎がどう活きてくるかも大きな見どころとなりそうだ。

また近年、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)がますます盛り上がりを見せており、放送終了後にスピンオフドラマが制作されることも珍しくなくなった。
伊藤沙莉主演の『虎に翼』もその一つ。2026年3月に放送されるスピンオフドラマ『山田轟法律事務所』では、本編では描かれなかった山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)の知られざる物語が紐解かれていく。

『虎に翼』は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルに、主人公の猪爪寅子(伊藤沙莉)が法曹の世界で奮闘する物語。その中で轟太一は、放送のたびに「#俺たちの轟」というハッシュタグが量産されるほど、視聴者から絶大な人気を集めたキャラクターだった。

轟は曲がったことが嫌いな九州男子で、明律大学法学部に入学した寅子の同級生。男女格差の大きい時代にありながらも、女性に理解を示す人物として描かれ、やがて彼自身が同性愛者であることも明かされる。物語の中で轟が恋人に語りかけた「僕たちの関係が法的に認められるような、今日みたいな瞬間を生きているうちに見られると良いな」という言葉は、現在も続く「同性婚訴訟」を象徴するテーマとして実に印象的だった。

そんな彼とともに「山田轟法律事務所」を立ち上げるのが、同じく寅子の同級生である山田よねだ。彼女もまた、女性の社会進出に信念を燃やす“男装の弁護士”として人気を博した人物で、2人が固い握手を交わして共闘を誓うシーンには、多くの視聴者が胸を熱くさせたはずだ。

今回放送されるスピンオフドラマは、彼らのバックストーリーをふんだんに盛り込み、本編とは異なる視点から『虎に翼』の世界が描かれるという。現代にも通ずる社会的なテーマにも触れつつ、2人の奮闘や絆を改めて感じられる内容になりそうだ。

そして2026年は特撮界隈も見逃せない。
2025年、多くの人を驚かせたニュースといえば、約半世紀続いた「スーパー戦隊シリーズ」の終了だろう。その後枠として始まるのが、『宇宙刑事ギャバン』の完全新作となる『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』(テレビ朝日系)だ。

『宇宙刑事ギャバン』は1982年に放送された「メタルヒーローシリーズ」「宇宙刑事シリーズ」の第1弾で、その象徴としてわずか0.05秒で変身する「蒸着」が挙げられる。「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう」というナレーションとともに、変身シーンをスローモーションで後見せする演出や、宇宙からコンバットスーツを電送するという大がかりな変身プロセスは、当時の子どもたちを夢中にさせた。

『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は、その遺伝子を受け継ぎつつも、最新の映像表現と演出手法によってゼロから構築される。従来の『ギャバン』とはまったく異なる作品になるという。

12月4日に公開された予告映像では、主人公と思われる「赤いギャバン」に加え、「金色のギャバン」と「銀色のギャバン」らしき姿を確認することができ、ファンの期待はますます高まるばかり。令和の子どもたちだけでなく、かつてギャバンに憧れた子どもたちも熱くなるに違いない。

もちろん今回ピックアップしたドラマはほんの一部で、ほかにも期待作は数多く控えている。2026年、一体どんな作品がドラマ界を彩っていくのか……。その幕開けが待ち遠しい。

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