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今回の企画が発表されたのは、12月13日放送の『ロンドンハーツSP』(テレビ朝日系)でのことだった。
「番組内でキンプリの永瀬廉と高橋海人が『コール&レスポンスができる曲を作ってほしい』と、狩野にオファーする形で企画が進行しました。狩野はこの依頼に本気で向き合い、そして誕生したのが『希望の丘』です。狩野は複数の楽曲を制作していたことからも、単なる企画要員ではなく、プロの作り手であることがうかがえます。同曲はキンプリの『(エナジーを)差し上げます!』に対し、観客が『頂きます!』が返すという狩野らしさ全開の構成となっていて、スタジオ披露の段階から『実際のコンサートで聴きたい』『盛り上がる未来が見える』と称賛の声が続出。ブラッシュアップされた“完成版”をファンも心待ちにしています」(テレビ誌ライター)
狩野といえば、2009年、『ロンドンハーツ』のドッキリ企画から誕生した「50TA」名義での音楽活動が広く知られている。2020年に制作された「ラブアース」は、音楽評論家のいしわたり淳治氏をして「その発想はなかった」と言わしめるほど高く評価された。
「当初はネタ色の強い存在として見られていましたが、実は狩野は高校時代から音楽に打ち込み、路上ライブやシンガーソングライター活動をしてきた。作詞作曲も自ら手がけ、音楽への情熱を持ち続けてきました。その姿勢は徐々に業界内にも認知され、音楽関係者の間では『笑いを取りながらも、J-POPの構造を深く理解している』と評価されています。実際、50TAの楽曲は一見ふざけているようで、サビへの導線や言葉選びは非常に計算されており、聴き手の記憶に強く残る。今回の『希望の丘』もその延長線上にありながら、アイドルソングとして求められる役割を的確に果たしています」(音楽ライター)
16日には、採用されなかった王道ラブソングの「ういういしいしい」も番組内で披露されたが、こちらも完成度の高さが話題に。
笑われることを恐れず、それでも音楽を作り続けてきた狩野。トップアイドルのステージお披露目で、“音楽家”としての非凡な才能が世間に知れ渡ることになりそうだ。
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