大みそかに放送される『第76回NHK紅白歌合戦』に、シンガーソングライターの松任谷由実が特別企画で出演することがわかった。12月22日にNHKが発表した。


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ユーミンの紅白出場は特別企画での出場を含め3年ぶり7回目。前回2022年の第73回では「松任谷由実 with 荒井由実」として特別企画で出場し、同年発表のベストアルバム『ユーミン万歳!』に収録された新曲「Call me back」を別スタジオで収録。その後NHKホールで、荒井由実時代の代表曲の一つ「卒業写真」を披露している。

「NHK紅白歌合戦」の公式Xは同日、ユーミンの出演をアナウンスし、「今年、荒井由実時代から現在までの膨大な歌声をAIに学習させアルバムを制作 彼女が紅白で披露するのはそのアルバム収録曲『天までとどけ』 さらにユーミンの原点とも言える1曲を特別披露」とポストしている。

ユーミンが今年11月18日に発表したニューアルバム『Wormhole / Yumi AraI』は、NHKのXの説明通り、荒井由実時代から現在に至るユーミンのボーカルトラックを音声合成ソフトに学習させ、ユーミンの歌声を再構築・合成させたもの。実は2022年に披露した「Call me back」も同様の手法で製作され、現在の松任谷由実と再現された荒井由実のデュエット曲として発表されている。

今と昔のユーミンを融合させたアルバムとも言える今作の中で、「天までとどけ」はフジテレビ系10月期ドラマ『小さい頃は、神様がいて』の主題歌でもある。

なお、SNS上ではユーミンが今回歌う“もう1曲”について考察が白熱。ユーミンの原点というヒントから「ひこうき雲」(1973年のデビューアルバムのタイトル曲)、「あの日にかえりたい」(1976年の6thシングル)、「返事はいらない」(1972年のデビューシングル)、「やさしさに包まれたなら」(1974年の3rdシングル)などが候補として挙げられる。

「やさしさに包まれたなら」であれば、前述のドラマ『小さい頃は、神様がいて』と結びつく意味合いも出てくるが、果たして。

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