【写真】高校生に語りかける宇宙飛行士・野口聡一【14点】
授業の中で野口が伝えたのは、大きな夢にどう向き合い、時間をかけて実現へと近づいていくかということ。そしてもう一つが、NASAで命を預け合う現場で徹底されているチームワークの原則だった。
宇宙飛行士は、特別な才能を備えた人の世界だと思われることが多い。だが野口が語った自身の歩みは、そうしたイメージとは異なるものだった。
野口が宇宙飛行士を志したのは高校生の頃。だが当時はJAXAもなく、日本人の宇宙飛行士も存在しなかったため、大学卒業後すぐに夢が叶ったわけではない。メーカーで働き、社会経験を積み、宇宙飛行士試験に応募できるまで約15年を要した。
満を持して渡ったNASAでは、さらに大きな壁が待っていた。英語、文化、専門知識の壁がはだかり、教科書の1行目すら理解できないほどのカルチャーショックと劣等感。「この環境ではやっていけない」と思う日々だったという。
そんな中、NASAでチームに加わった野口が、最初に叩き込まれたのが役割意識だった。「Know your job, do your job, and communicate」。
「チームで動く以上、まずは自分が何を任されているのかをきちんと理解すること。そして、その仕事を確実にやる。さらに、“今これをやっています”“ここまで進んでいます”と、必ず仲間に伝えることが大事だと教わりました」と言い、実行とコミュニケーションが大切だと伝えた。
2つ目の原則は、「Big Picture」。野口は、目の前の作業に集中しすぎる危険性について「一つの作業に没頭すると、どうしても視野が狭くなってしまう。でも、今チーム全体がどこに向かっているのかを見失ってはいけない」と語った。
その説明として挙げたのが、チームスポーツの例えだ。「サッカーでも、ボールだけを追っていると、フィールド全体の状況が見えなくなりますよね。宇宙でも同じです」。自分の正解が、必ずしもチームの正解とは限らない。その意識が、NASAでは強く求められていた。
そして、野口が「特に大事」と強調したのが、3つ目の原則「Don’t hide your mistakes(失敗を隠すな)」という言葉。「ミスをすると、恥ずかしいから隠したくなる。それは自然な感情です。でも、失敗を隠すことが、チームにとって一番危険なんです」と説明しつつ、「失敗を早い段階で共有すれば、チームはいくらでも立て直せる。だが隠したまま進めば、最後には取り返しのつかない事態を招く」という教えである。
「“ごめん、ここ失敗しました”と早く言ってもらえれば、周りがカバーできます。でも、最後になって“実は3週間前にミスしていました”と言われたら、もうどうにもならない」
野口は、3回目の宇宙飛行で搭乗したSpaceXの文化にも触れ、「失敗してもいい。でも、そこから早く学んで次に生かそうという考え方は、NASAとも共通していました」と語った。
最後に野口は、高校生たちにこう語りかけた。「“挑戦”という言葉を、あまり重く考えなくていい」。「昨日と同じ自分でいいのかな、少しだけでも良くなれないかな。そのくらいの気持ちでいいと思います。
「皆さんは、毎日少しずつ成長している。その積み重ねこそが、挑戦なんです」と、夢に向かって歩む高校生たちに寄り添う言葉を伝え、野口による特別授業が締めくくられた。
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