人気写真家・青山裕企が2006年より継続して制作してきた代表的シリーズ「スクールガール・コンプレックス」の7年ぶりの完全新作、『NEW SCHOOLGIRL COMPLEX』(徳間書店)が発売された。同級生の女子と目を合わせることすらできなかった青山氏自身の体験や「コンプレックス」を起点に、制服の下に潜む個性や差異を写真表現へと昇華してきた本シリーズ。
今作の発売を記念して、グラビアアイドル・長澤茉里奈との特別対談を実施。作品の魅力、コンプレックス、フェチ、そして写真の可能性という4つのテーマについて語り合ってもらった。さらに、青山裕企が長澤茉里奈をスクールガール・コンプレックスの世界観で完全撮り下ろし。ここでしか見られない、スクールガール・コンプレックス “まりちゅう編”をお楽しみください。

【写真】完全撮り下ろし、スクールガール・コンプレックス “まりちゅう編”

──『NEW SCHOOLGIRL COMPLEX』(以下『NSGC』)、発売おめでとうございます。

青山 ありがとうございます。実に7年ぶりの完全新作撮りおろしになりました。

長澤 すご~い!(拍手) 私、『SCHOOLGIRL COMPLEX』(以下『SGC』)は初期の頃から読んでいましたし、最新作はすでに電子で買っていて。本当に大人気作品ですよね。

──長澤さんは今回、スクールガール・コンプレックスの世界観でコラボ撮影も行いました。いかがでしたか?

長澤 青山さんの写真は、女の子の全てを可愛いものとして写し、女の子一人ひとりが持つ全コンプレックスを武器として表現してくれるんです。私も自分へのコンプレックスが強い方だけれど、青山さんならそれを“可愛い”と思ってくれている安心感があるので、全てを任せて撮っていただきました。
この作品の世界に自分も入れたことは、本当に光栄です。
青山 まりちゅうは何度も撮らせてもらってきましたが、コンプレックスがあることを感じさせないし、作品に対する理解が元々深いので、こちらも安心して撮ることができます。

──顔が写らない匿名性の強い『SGC』の世界。今回、そのようなショットも撮影しましたが、いかがでした?

長澤 「顔が見えない。だからこそ可愛い」という作品になるの、さすが青山さん!
だって、脚しか写っていないのに可愛いって思えるってどういうこと⁉って。例えば靴下の跡でさえ可愛く見えます。スカートがひらっとした瞬間の可憐さとかも良い。今回私が撮っていただいた写真では、カーテン越しに顔が見えないなかで、私のデカ耳がちょっとアイコンぽく写っていて、それが可愛い。あらゆるところに可愛さが眠っていますね。

青山 これは言葉遊びかもですが、僕の中での「可愛い」は「愛おしい」に近くて。もちろんみんな可愛いのは大前提。一人ひとりの持つコンプレックスを「愛おしいな」、ありとあらゆる瞬間が「素敵だな」と、ポジティブに撮っているんです。


長澤 私、実はJK好きで、つま先から頭まで、まじまじと見つめたいぐらい(笑)。『NSGC』を見ていると本当にJKの魅力が詰まっていて、「最高!」と思いますから。

青山 アハハ。これが、まりちゅうからの感想というのも最高ですね(笑)。最初『SGC』を出版したときのレビューでは、賛否が真っ二つに割れたんです。否の意見をざっくり言うと、「エロすぎる」と、「エロくなさすぎる」の両極だったんです。

長澤 えぇっ、どういうことですか⁉

青山 要するに露出という部分では、世間一般が思う所謂“嬉しいところ”は出ていないんです。例えばスカートが捲れていても中の下着は絶対に見えないように撮影しています。

長澤 (深く頷き)見えないエロさって間違いなくありますからね。

青山 そう。見せないと決めているから、ギリギリまでしかスカートを上げない。

長澤 その、見えないことで様々な想像ができるんです。
想像の余地が最高なんですよ!

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