現役看護師でありながら、グラビアやコスプレ、さらにはレースクイーン、ラウンドガールなどマルチに活動する桃里れあ。学生時代に看護師を志し、過酷な実習を乗り越えて志望通りの病院に就職を果たした。
激務ではあるが夢をかなえて充実した日々を過ごしていた彼女が、なぜ芸能界の門を叩いたのか。その理由に迫った。(前後編の前編)

【写真】マルチな活動で人気を集める現役看護師・桃里れあ【8点】

――マルチに活動されていますが、中でも「現役看護師」というのは大きな個性だと思います。そもそも、看護師を目指したきっかけは何だったのでしょうか。

桃里 母の家系がみんな医者や歯医者、看護師で、小さい頃から医療関係に進むのが当たり前だと思っていたんです。でも、根底には「誰か人の役に立ちたい」という気持ちがあったので、患者さんのために直接何かできるのは看護師だなと思ってこの道を選びました。

――学生時代は勉強漬けの日々でしたか?

桃里 中学のときは勉強も部活も頑張っていました。バドミントン部だったんですけど、そんなに強くなかったのでのんびり出来ると思って入ったんです。でも、1年生のときに入ってきた新任の先生が顧問になったらすごく厳しい方で。とにかく練習がハードだったので、地区予選で初戦敗退レベルだったのがいきなり県大会常連、関東大会に行くメンバーもいるくらい強くなっちゃったんです。

――それは凄まじい成長ですね。どんな練習だったのでしょう。


桃里 「サーキット」って名付けられたトレーニングがあって、体育館の全面を使ってうさぎ跳びや反復横跳び、フォームの素振りを何十回もやったり。それを半日やり続けることもありました。そこで精神的にも体力的にもかなり鍛えられたと思います。

――その後、いよいよ看護の道へ進まれるわけですね。

桃里 はい。中学時代から看護の道に進もうと思っていたので、就職したい病院も決めていました。ただ、その大学病院はすごく人気で、外部からの就職はかなり難しいところだったので、就職するために付属の専門学校を狙って入学したんです。

――就職まで考えて学校を選んだと。実習は大変だったのでは。

桃里 疲れが相当顔に出ていたのか、両親から「辛かったらやめてもいいんだよ」と言われました。うちの両親は「絶対に逃げるな」っていうタイプなんですけど、その両親が言うくらいだったので、ひどい顔をしていたんだと思います。

――どのあたりが大変だったのでしょう。


桃里 まず、実習が終わった後に「看護記録」というのを作成しないといけないんですが、その作業のせいで毎日深夜3時に寝て朝6時に起きる生活が3週間くらい続いたんです。加えて、実習時の病棟が循環器系で死に関わる場所だったのですごく厳しくて…。何をやっても全部怒られていました。

――想像を絶します。それでも辞めなかったのはなぜですか?

桃里 今まで、何かを途中で辞めたことが一度もなかったんです。「辛いから行きたくない」という理由で辞めたことがなくて。辞める癖がなかったからなんとか乗り切れた、という感じですね。

――実習と実際の業務、どちらが大変でしたか?

桃里 実習を乗り越えた人だけが看護師になれるんだな、と実感しました。

――業務のほうが楽、と言えども激務だと思います。そんな中、なぜ芸能活動を始めようと思ったのでしょう。

桃里 扁桃腺の手術で2週間ほど入院したことがあったんですが、その入院中のベッドで、ふと「私の人生これでいいのかな。やりたいことは全部やった方がいいかもしれない」と思ったんです。


――そのときに思い浮かんだ「やりたいこと」が、芸能活動だったと。

桃里 そうです。学生のときから秋葉原のメイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」が好きで、働いてみたいなという気持ちはずっとあったんです。でも、勉強が優先だったので諦めていて……。アイドルになりたかった時期もあったんですけど、気づいたときには募集要項の年齢制限が過ぎていたので諦めました。そうして「諦めたもの」がたくさんあったことを思い出して「やりたいことはやらなきゃダメだ」って決意できたので、入院中のベッドの上であっとほぉーむカフェに応募しました。

――すごい行動力ですね。

桃里 まさか受かるとは思っていなかったんですけどね(笑)。看護師は夜勤もありますが、そんななか、しばらくはメイドカフェでバイトしていました。

▽桃里れあ(ももさと れあ)
3月20日生まれ、埼玉県出身。現役看護師として働きながら、グラビアやコスプレ、レースクイーン、ラウンドガールとして活動するマルチタレント。看護師をする傍ら、メイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」での勤務を始め、その後アイドルグループ「純粋カフェラッテ」に所属。
アイドルデビュー後は念願だったグラビア活動をスタート。30、40代になってからもグラビア活動を続ける意思を見せている。

【後編】桃里れあ、アイドルデビューから20万超フォロワー急増の裏側「横顔がいちばんバズるんです」
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