1月18日に鈴木亮平主演の日曜劇場『リブート』(TBS系)の初回が放送され、冬期民放GP帯作品がほぼ出揃った。今回は視聴率・ネットなど3つの指標を元に、開幕ダッシュを決めた冬ドラマトップ3を紹介したい。


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まず、初回の平均世帯視聴率を見ていくと、『リブート』が13.3%と頭一つ抜けた数値を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

続いて松嶋菜々子主演の『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』(テレビ朝日系)が10%台、橋本環奈主演の月9『ヤンドク!』(フジテレビ系)が8%台、竹内涼真主演の『再会~Silent Truth~』(テレ朝系)、玉木宏主演の『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』(フジ系)が6%台で、ここまでが視聴率トップ5となる。

ただ、中高年層の支持が重要な世帯視聴率と違い、ネットでドラマ視聴習慣のある若年層や、ドラマを繰り返し視聴するようなドラマコアファンの支持が反映されるTVerお気に入り登録数を見ると、順位やランクイン作品が異なってくる。

1月19日執筆時点でのTVer登録数は、『再会』が76.9万で1位となっている。続いて『おコメの女』が67.8万、『リブート』が57.1万、『ヤンドク!』が56.6万、篠原涼子主演の『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-』(日本テレビ系)が53.1万で、ここまでがTVer登録数トップ5となった。

視聴率1位の『リブート』はスタートが最も遅く、放送後わずか1日でTVer登録数でも3位にランクイン。話数を重ねるごとに、『再会』を猛追することになりそうだ。

さらにこの中で、TVer登録するほどではないが、作品が気になるライト層の動向も垣間見えるGoogleトレンドの『ウェブ検索数』で、瞬間的なバズりも見ていきたい。

今年に入ってからの約3週間において、各ドラマそれぞれ初回放送日が最高値を記録しているが、最も多く検索されているのは『リブート』だ。同作の数値を100とすると、『再会』が24、『ヤンドク!』が20、『パンチドランク・ウーマン』が10、『おコメの女』が6となっている。

視聴率、TVer登録数、ウェブ検索数の3つの指標を総合すると、初回から『リブート』の強さが際立っている。中高年層がメイン視聴者のため、基本的にはネット指標にそこまで強くない日曜劇場だが、今作の怒涛の展開には様々な層から反響があったようだ。


平凡に生きていたはずのパティシエ・早瀬陸は、ある日突然、妻の殺害容疑をかけられる。家族のため、真犯人を見つけるべく、整形し他人になり代わり、人生をリブートするという衝撃展開。

早瀬役として、放送前には伏せられていた松山ケンイチがサプライズ登場し、視聴者を驚かせた。また、彼がなり代わる刑事・儀堂歩のリブート前と、整形しリブートして儀堂の姿となった早瀬を、演技派・鈴木が1人2役で演じている。リブート後の儀堂に扮する早瀬として、パティシエ・早瀬を演じていた気弱な松山の口調や仕草を完コピしているあたりもさすがだ。

儀堂として生まれ変わった早瀬だが、早くも裏組織に手荒い歓迎を受けることになり、良い意味で視聴者の気の休まる暇がない名作となりそうだ。

冬ドラマ初回放送前と放送後、それぞれTVer登録数1位を走り続けているのは、前クール『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)で、時代錯誤の化石男・海老原勝男役が話題沸騰となった竹内の最新主演作『再会』だ。前作もTVer登録数176万超えで、昨年秋期および年間1位となっているだけに、竹内の勢いが止まらない。

竹内演じる刑事・飛奈淳一は、23年ぶりに小学校の同級生で初恋の人・岩本万季子(井上真央)と再会するが、彼女は殺人事件の容疑者となっていた。淳一、万季子ら同級生4人が過去に葬り去ったはずの事件とも複雑に絡み合い、SNS上でも考察合戦が始まっている。

視聴率、TVer登録数で共に2位に入ったのは、松嶋主演の『おコメの女』だ。松嶋演じる国税局調査官・米田正子が、“正しく集めて、正しく使う”をモットーに、新部署「複雑国税事案処理室(ザッコク)」の仲間と、悪徳脱税者を成敗する。


第1話ではセミナー講師、第2話では老舗和菓子屋と調査対象を変えながら、1話完結勧善懲悪モノとしてテンポよく物語が進む。一方で、ザッコクメンバーそれぞれが抱える事情や、扱った脱税の政界サイドとの繋がりなど、最後まで見届けたくなるような縦軸もしっかりしている。

上記で見てきた3つの指標により、開幕ダッシュを決めた冬ドラマトップ3は『リブート』、『再会』、『おコメの女』と言えそうだ。

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