現在放送中の冬ドラマで、異彩を放つのが女優の内田理央だ。内田は、テレビ東京系で放送中のドラマ『略奪奪婚』で主演を務め、フジテレビ系の月9ドラマ『ヤンドク!』では、橋本環奈が演じる主人公の親友役を担当。
それぞれの作品で、個性あふれる演技を披露している。

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『ヤンドク!』では、名古屋・錦の高級クラブで働きながら、中学1年生の息子を育てるシングルマザーの城島麗奈を熱演中だ。同作は、元ヤンの主人公・田上湖音波が、親友の事故死をきっかけに脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療エンターテインメント作品。麗奈は湖音波の手術で一命を取り留めた元ヤンで、彼女の大親友として第2話からドラマに登場している。

高級クラブで働く麗奈は、独特なセンスのド派手なヒョウ柄の衣装を着こなす元ヤンらしいスタイルを披露。現在でもヤンキー時代の言動が抜けない麗奈を、内田は思い切りの良い演技で熱演中だ。目鼻立ちがハッキリしている内田は、濃いめのヤンキーメイクが映え、SNSでも大きな反響を呼んでいる。バリバリの元ヤンという難しい設定のキャラクターをうまく表現し、橋本とのコンビネーションの良さも光る。ノリが良く、天真爛漫な元ヤンの麗奈は人気キャラになりそうで、今後も作品を盛り上げていく存在になりそうだ。

一方、「略奪奪婚」では、深夜ドラマらしく刺激的なベッドシーンの多い作品に挑戦している。幼なじみと結婚するも子どもができず、夫の不倫相手に寝取られて離婚を言い渡される佐久間千春が主人公。略奪婚された千春は自暴自棄となり、ホストなど複数の男と肉体関係を持つなど、すさんだ生活を送る姿が初回から描かれている。


作品は濡れ場がかなり多く、千春が3人の男性に襲われるシーンも登場。さらに、ホストクラブで散財して金銭的に困窮するとバイト先で売春を行うなど、底辺まで落ちた主人公を内田は熱演している。

千春は、「ヤンドク!」で演じる麗奈とは真逆のキャラで、生きる希望もなく目に生気がない状態。ちなみに、第3話では予想外の妊娠が発覚し、さらにホテルでの複数プレイを撮影した写真をネタに男から脅され、風俗店で働くことを強要される事態にまでストーリーは展開している。

天真爛漫で自分の信じる道を突き進む麗奈と、女性としてどん底状態にある千春という、あまりにギャップがあるキャラを内田は冬ドラマで同時に演じ分けている。

撮影時期が重なっているかは定かではないが、ここまで正反対のキャラを同時に演じるのは珍しい。しかも、どちらもハマり役と感じさせるほど繊細に表現し、内田の表現力の高さが際立っている。

内田といえば、これまで数多くのドラマや映画に出演し、一筋縄ではいかないキャラを次々と演じて評価を得てきた。例えば、名作ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)では、田中圭が演じる主人公・春田創一に思いを寄せる幼なじみの荒井ちずを担当。決して報われない片想いする女性を見事に演じ、シリーズ屈指の人気キャラクターとなった。

また、代表作の主演ドラマ『来世ではちゃんとします』(テレビ東京系)では、性依存系女子の主人公・大森桃江を好演。性依存に振り回される女性をコミカルに表現し、ドラマはシリーズ化する人気を得た。


内田の女優としての魅力は、どんな役でも等身大で演じられる表現力にある。2014年に特撮ドラマ『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で本格的に女優デビューして以降、ファッション誌モデルやグラビア、バラエティ番組への出演なども経験。同時並行でさまざまな仕事に挑戦してきたことが表現の幅を広げ、そのすべてが演技に生かされている。結果として、どんな役にも染まるカメレオン女優へと成長し、その実力が今回の冬ドラマで存分に発揮されている。

変幻自在にどんなキャラでもハマり役にしてしまう内田。放送が始まったばかりの『略奪奪婚』と『ヤンドク!』で、最終回までどんな演技を見せてくれるのか注目したい。

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