新年が明けてからまだ1カ月程度だが、X(旧Twitter)では早くも気になるトレンドワードが次々に誕生している。見覚えのあるものから、思わず首をかしげてしまうようなものまで、その種類は実にさまざまだ。
1月も終わりに差しかかる今、2026年にスタートダッシュで話題を集めたトレンドワードを振り返ってみたい。

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まずは年明けから間もない1月2日。この日は東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路がテレビ放送され、Xでは「山の名探偵」なるワードがトレンド入りを果たした。これは、箱根駅伝で早稲田大学の5区を担当した工藤慎作選手(3年)の愛称。メガネがトレードマークで、名前が『名探偵コナン』の工藤新一に似ていることから、同大学の監督がの2024年の1年生時に5区で好走して以来、この呼び名がついた。

また今大会では、同じく5区を走った青山学院大学の黒田朝日選手との激しい競り合いも注目を集めた。山道で繰り広げられた緊張感あふれる競り合いは、まるで『名探偵コナン』における「工藤新一VS黒の組織」を思わせる構図として受け取られ、ネット上を大いに沸かせた。

ちなみに往路5区は過酷な山道が続くことから、印象的な走りを見せた選手にはよく二つ名が付けられる。中でも有名なのが「山の神」だが、近年は「若の神」や「山の妖精」など多彩な呼称が生まれてきた。工藤選手の「山の名探偵」も、そうした流れの中で誕生した愛称のひとつ。果たして来年以降、どのような二つ名がXのトレンドを飾るのか、その行方にも注目が集まりそうだ。

一方で、1月6日にトレンド入りしたのが「千葉県のYさん」。
何を指すワードなのか見当もつかない人も多いかもしれないが、端的に言えば人気マンガ『ニセコイ』の伝説的なファンを指す呼び名だ。

ことの始まりは2013年。『ニセコイ』のキャラクター人気投票において、ヒロインのひとりである橘万里花(通称:マリー)に対し、手書きで1500票を投じたファンが現れた。その人物こそが「千葉県のYさん」である。

同作は、桐崎千棘と小野寺小咲を軸とした実質的なダブルヒロイン構造の作品で、人気投票でも票がこの2人に集中しやすい傾向にあった。そうした状況のなか、ひとりで1500票を投じた行為は、その並外れた愛情の大きさを強く印象づけ、多くの読者を驚かせる結果となった。

そして驚くべきことに、『ニセコイ』完結から10年が経とうとしている今も、Yさんの海よりも深いマリー愛は廃れていない。今月発売の『週刊少年ジャンプ』2026年6・7合併号にて、『ニセコイ』の作者・古味直志が明かしたところによれば、Yさんはいまだに毎年、マリーへの誕生日プレゼントを贈り続けているという。この事実がネット上で大きな話題となり、「千葉県のYさん」がトレンド入りを果たしたわけだ。

総理大臣が何度も代わり、物価高が日常となったこの10年を経ても、Yさんのマリー愛だけは変わらないのかもしれない。

1月14日にトレンド入りした「遠慮のかたまり」も興味深いワードだ。これは「その場の人々が遠慮しあった結果、大皿料理で最後に1つだけ残ったおかず」を指す言葉なのだが、「Aぇ! group」の小島健が自身のラジオで話題にしたことで、思わぬ論争へと発展した。


同日のラジオ番組『Aぇ! group小島健のラジキング』(FM大阪)に出演した小島は、「関西と関東の言葉の違い」にまつわるリスナーからのメールを紹介。その流れで、関西出身の自身が日常的に使っていて驚かれた言葉の一例として「遠慮のかたまり」を挙げた。

するとSNS上では、「遠慮のかたまり」が関西特有の言葉なのか、それとも全国的に使われている言葉なのかを巡って議論が勃発。この言葉について「初めて聞いた」という声がある一方で、「関東だけど普通に使うよ」といった反応も見られ、意見は真っ二つに分かれた。なおWikipediaにも「遠慮のかたまり」の項目が存在し、「主に関西圏で使用されている言葉」と説明されているが、実感としては必ずしも一概には言い切れないようだ。

今後はどのようなワードがSNS上で広まり、トレンド入りを果たすのだろうか。2026年もまた、世の中の「言葉」の行方に注目していきたい。

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