配信中のBUMPオリジナルショートドラマ『浅はかなシンデレラたちの婚活大戦争』で主演を務め、5年ぶりの女優業復帰を果たした小倉ゆうか。30歳を過ぎて⼈⽣崖っぷちの状況から、理想の結婚を掴み取るために婚活パーティという戦場へ殴り込む元・売れっ⼦港区⼥⼦をコミカルに演じる彼女にドラマの撮影エピソードに加えて、芝居への思いや自身の結婚観を聞いた。
(前後編の前編)

【写真】5年ぶりの主演ドラマが話題!小倉ゆうかの撮り下ろしカット【11点】

――『浅はかなシンデレラたちの婚活大戦争』で演じる香川菜々は、婚活に励む元・売れっ⼦港区⼥⼦ですが、小倉さん自身、結婚願望はありますか?

小倉 それが昔からないんですよね。結婚に責任を持てないというか……。私自身のことですら3年後、5年後がどうなるのか分からないのに、パートナーを一生守る約束は難しいなと思うんです。だから今回、婚活がテーマということで、結婚願望のある女性の感覚を勉強するために、いろいろな婚活系のサイトや婚活女子のSNSを見ました。中には菜々と同じように、今まで彼氏は途切れたことがなかったのに、婚活を始めた瞬間にモテなくなったというアカウントを見て、そういうものなんだなと驚きました。

――5年ぶりのドラマ出演となりますが、オファーがあった時は、どんなお気持ちでしたか。

小倉 カメラの前に立つこと自体が久しぶりだったので、私が表に出ることに対してどう思われるのかなという気持ちはありました。ただ、ずっとお芝居をやりたいと思っていたので、勢いのあるショートドラマで、しかも主演というオファーをいただけてうれしかったです。

――5年のブランクを経て、お芝居の向き合い方に変化はありましたか。

小倉 以前は台本をいただいて、セリフを覚えて、こういう表情と声と動きでと、与えられたことをこなすという感覚だったんです。正直、ちゃんと役のことを考えて、撮影前から気持ちを作っていくということをやったのは今回が初めてだったかもしれません。そういう意味では新たな挑戦でした。


――なぜ以前はお芝居に対して受け身だったのでしょうか。

小倉 休養前は、グラビアデビューして、いきなり雑誌の表紙をたくさんやって、次々とドラマや映画、CMのお仕事がきてと、とんとん拍子ではあったのですが、あまりにも忙しすぎて、こなすことで精いっぱいだったんですよね。でも長い休養期間の間に、裏方の仕事も経験して、自分が本当にやりたいことは何だろうと考えた時に、表に出ること、演技することだなと改めて思ったんです。ちゃんとお芝居に向き合わなきゃなと思って、取り組み方が変わりました。

――休業前からお芝居はお好きだったんですか。

小倉 嫌いではなかったんですが、グラビアやバラエティーのお仕事の合間にお芝居の現場が入ってくると、朝が早いし、拘束時間も長いので、肉体的につらくて。そうなると、どうこなすかみたいなことが先にあって、あんまりお芝居と向き合えていなかったんです。演じることは楽しかったんですが、あまり深く考えずにやっていましたね。

――香川菜々というキャラクターはどのように捉えたのでしょうか。

小倉 菜々は、ちょっとおバカで考え方がずれていますが、どこか憎めないところがあって。家庭環境もあって、変えることのできない歪みみたいなものがある女性だと思いました。そういう根本に染みついた歪みは、どれだけ本を読んでも、どんな経験を重ねても、拭いきれないものなので、そんな自分に抗うような菜々の行動は理解できました。


――ショートドラマならではの撮影方法だなと感じたことはありましたか。

小倉 撮影自体は普通のドラマと変わらない印象だったのですが、全21話で1話あたり約3分と展開がポンポン変わるので、撮影していてもめまぐるしく感じました。我ながら5年ぶりにしては頑張ったなと思います(笑)。完成したドラマを観て、自分でも納得がいくものになりました。

――⼩林令奈監督の印象と演出はいかがでしたか。

小倉 29歳と私と同年代なんですが、仕事ぶりが落ち着いていて、貫禄があって、安心感のある方でした。「菜々ってどういう女性なんだろうね」と一緒に考えて、役に誘導してくれるのが印象的でした。

――共演者についてもお聞きしたいのですが、婚活相手の東堂雅也を演じるのは亜莉さんです。

小倉 小林監督もおっしゃっていたんですが、とにかく亜莉さんはビジュアルが圧倒的で、背も高いし、顔も小さいし、肌も綺麗で、現場に入ってきた瞬間に王子様然としているんです。一見するとクールな印象なんですが、お話ししてみると雅也と同じような雰囲気で、穏やかで素敵な方でした。

――菜々のライバルである佐藤花を演じる長谷川かすみさんはいかがですか。

小倉 菜々が花に対して、「ブス!」と言うシーンがあるので、本読みの時にどんな方が来るんだろうと思ったら、とてもかわいい方がいらっしゃって、どうしようと思った記憶があります(笑)。
とてもフレンドリーで、一緒にいて居心地が良くて、プライベートでも何度か遊んでいます。

――小倉さん自身、雅也に惹かれる部分はありますか。

小倉 雅也ほどの恵まれたルックスと家庭環境があれば、遊び放題、選び放題だと思うんですけど、理性があって、冷静に結婚相手を探しているという面が、結婚するならいい相手なのかなと思いました。ただ個人的には、付き合うなら情熱的な人のほうがいいですけどね(笑)。

――改めて『浅はかなシンデレラたちの婚活大戦争』の見どころを教えてください。

小倉 男性が見ると驚くような女性の二面性、三面性が見られますし、女性からしても、「こんな女の人がいるんだ」という発見や共感できる部分もあって、ユニークなドラマになっています。婚活している女性はもちろん、これから婚活したいと思っている女性にも刺さる内容になっているので、ぜひ見てほしいです。

『浅はかなシンデレラたちの婚活大戦争』
ショートドラマアプリ「BUMP」で独占配信中

出演:小倉ゆうか 亜莉 長谷川かすみ 吉岡優希 安田乙葉 津和野諒
脚本・監督:小林令奈
エグゼクティブプロデューサー:澤村直道(emole)
プロデューサー:下京慶⼦
制作:obake / じゃがいも
提供:emole

香川菜々(小倉ゆうか)は、かつて港区の大天使と呼ばれた脂の乗った港区女子。30歳をすぎ、ガングロIT社長のパパからも契約を切られて、結婚に焦っていた。菜々は婚活パーティに殴り込むことを決意するが、そこで一人のハイスペ男性・東堂雅也(亜莉)に出会う。菜々は欲望と癖に塗れた女たちの魔の手を掻い潜り、雅也の心を射止めて無事ゴールインすることができるのか? シンデレラを夢見る浅はかな女たちが繰り広げる、コミカル婚活バトルショートドラマ。

【後編】「ハッキリ言うと炎上です(笑)」小倉ゆうか、表舞台から離れた休業期間と再出発
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