昨年末に放送されたバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の名物企画「名探偵津田」で、ミステリアスな理花ちゃん役を演じ、大きな注目を集めた女優・森山未唯。幼い頃からクラシックバレエを習い、7歳で子役デビュー。
一度は芸能界から距離を置きながらも、大学時代のある言葉をキッカケに再び“表現すること”へと向き合った。
復帰後に見えてきた自分の強み、そして海外作品への憧れ――。バズの先に見据えるのは、一過性の注目ではなく、女優としての確かな未来だった。(前後編の後編)

【写真】『名探偵津田』で注目を集めた森山未唯の撮り下ろし【9点】

――人前に立つことと、「表現」することは少し違う気もしますが、「表現したい」と思うようになったキッカケはなんでしょう。

森山 4歳からクラシックバレエをやっていたので、舞台に立って踊りました。それに、7歳の時に一度、子役としてデビューもしているので、自分の中では表現することが自然なことでしたね。

――子役として活動している当時、周りの反応は?

森山 私が活動していることはみんなも知っていたけれど、「テレビ観たよ」みたいな話はそんなになかったかも。当時出演していたのが料理番組だったんですけど、放送時間が『ちびまる子ちゃん』の裏だったので、みんなそちらを観てたみたいです(笑)。もともと一人の友だちとして接してくれていた部分はありますね。

――素敵ですね。でも一度、芸能活動から離れていますよね。

森山 芸能界をやめたいと思ったわけではなく、当時の事務所を離れたタイミングと、高校入学のタイミングが重なったんです。
その頃は留学もしたかったし、部活も頑張っていたので、「高校生活に全部を注ごう」って決めてから自然と学校生活に集中するようになりました。

――完全に学業中心の生活に戻った時にギャップはなかったですか?

森山 それが、全然なかったんですよ。もともと子役時代もすごく忙しかったわけでもなく、中高一貫校だったので、中学時代から学校のカリキュラムを全力で楽しみつつ、芸能活動もしていた感じだったのでうまく両立できていたんだと思います。

――では芸能界のことはあまり考えなくなっていたと。

森山 ドラマや舞台、映画を観るのはずっと好きでしたし、「またやりたいな」っていう憧れみたいなものは抱き続けていました。ただ、高校の3年間は、留学や、いろんなイベントがたくさんあったので、まずは「今に全力を注ごう」でしたね。

――そんな森山さんが復帰するキッカケはなんだったのでしょう。

森山 大学生になってからコロナ禍で外出もできない状況が続くなか、「なにかできないかな」って考えていたんです。あるとき、授業の企画で、とある方にインタビューをする機会があって、その人に「自分がやりたいことをちゃんとやりなさい」という言葉をかけてもらったんです。ハッとしました。「私、やりたいことやっていいんだ!」って。そのときに「じゃあ、なにしよう…。
『ミスコン』だ!」と思って参加を決意しました。

――なぜ「ミスコン」だったんですか?

森山 「ミスコン」の運営さんから「参加しませんか」というDMをいただいていたんです。きっと全国の学生に送っていた中の1通だと思うんですけど、私は漠然と「芸能界に戻りたいな」とは思っていたものの、キッカケがなかったので、「ミスコン」に懸けることにしました。結果、ファイナリストに残ってクライアント賞を2つもいただきました。そこから一つずつステップを踏んでいって、今に至ります。

――そのときの挑戦が今に繋がっているんですね。では今後、挑戦してみたいお仕事があれば教えて下さい。

森山 声を使ったお仕事に興味があることと、トークを鍛えるという意味で、ラジオに挑戦してみたいですね。あと、これはずっと言っているんですけど、「始球式」が目標です!

――野球が好きなんですか?

森山 父が草野球をやっていたので、小さいころからついて行ってキャッチボールをしたりしていました。なので、ボールをちゃんと届かせる自信はあります(笑)。

――それは楽しみです。では、もう少し長期的な目標として例えば5年後、どんな自分になっていたいですか?

森山 語学の勉強もしているので海外の作品に出たい、というのが大きな目標としてあります。
日本と、どこかもう一つの国でもいいんですけど、「森山未唯」という人間を知ってくれて、好きでいてくれる人がいてほしいですね。

――海外で撮影する作品や、海外で放送される作品に出てみたい、と。

森山 そうですね。今年の目標の一つが「海外でロケをしたい」なので、それを実現させて、5年後までには海外の作品に実際に出演したいです。

――その目標、自分では何パーセントくらい達成できそうだと感じますか?

森山 うーん……(少し考えて)77%にしておきます! なんとなく、運が良さそうなので(笑)。ラッキーセブンで願掛けです。……いや、100%叶えます!

――最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

森山 『名探偵津田』をキッカケに、本当にたくさんの方が私を知ってくださいました。今までは番組の「理沙ちゃん」を好きだと思ってくださっていた方がほとんどだったと思うんですけど、今年は「森山未唯」自身にももっと興味を持っていただけるように頑張るので、これからも応援していただけたら嬉しいです。

▽森山未唯(もりやま・みゅう)
2000年3月14日生まれ。神奈川県出身。7歳で料理番組『笑顔がごちそう ウチゴハン』のオーディションを突破し子役デビュー。
その後『菊次郎とさき』や『ゲゲゲの女房』などにも出演。2023年に放送された『水曜日のダウンタウン』の人気企画『名探偵津田』では助手の鈴木理沙役を務めて話題を集め、その後グラビアでも注目を浴びる。語学(英語・韓国語)やダンス、マジックなど多彩なスキルを持ち、今後のさらなる活躍が期待されている。

【前編】「自然な流れでガチキス」水ダウ『名探偵津田』森山未唯が語る撮影の舞台裏とバズの渦中
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