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CM露出タレントランキング(秒数)では、「タウンワーク(Indeed)」「P&G」などのCMに出演している今田美桜(29万915秒)がトップとなった。前年の13位から大きく順位を上げ、初の年間1位を獲得した。2位は「ユニクロ」「アリナミン製薬」などのCMに出演した前年1位の綾瀬はるか(27万990秒)、3位は賀来賢人(26万6115秒)。上位常連の綾瀬は5年連続のトップ3入りを果たした。
CM起用社数タレントランキングでは、「はま寿司」「LIFULL」などのCMに出演する川口春奈(25社)が4年連続となる1位となった。次いで「ソフトバンク」「スズキ」などのCMに出演する芦田愛菜と、「日本ケンタッキー・フライド・チキン」「明治」などと契約する賀来賢人が23社で同数2位となっている。芦田は昨年の3位から順位を1つ上げた。
賀来が両ランキングで3位に入る健闘を見せたものの、今田、綾瀬、川口、芦田という女優陣の強さが際立っている。綾瀬、川口、芦田は長年にわたりCMで安定した人気を誇り、今回初の1位となった今田も「CMで見ない日はない」といえるほどの露出が続いている。移り変わりの激しいCM業界において、この安定感は驚異的だ。
タレントのCM人気を左右するのは「好感度」だといわれる。
まず「清潔感」については、バラエティ番組などで見せる素の表情、私生活でのスキャンダルの有無、演じる役柄などが影響する。今田、綾瀬、川口、芦田の4人はいずれも清純派であり、バラエティやYouTubeなどで見せる素の表情にも爽やかさや親しみやすさがある。目立ったスキャンダルはなく、仮に週刊誌で恋愛報道があっても「真剣交際」といったケースなので、清潔感が損なわれることはない。
次に「同性や年配層からの支持」には、女性人気には「同性が憧れるルックスや生活スタイル」が不可欠だが、4人は「なりたい顔」ランキングの常連であり、自然体で過ごす姿が支持されている。また、年配層からの支持はNHKの朝ドラや大河ドラマへの出演によって認知度が広がることが大きな要因となるが、この条件も4人全員が満たしている。
最後に「女優としての実力」だが、これについても文句なしに高い。朝ドラ『あんぱん』で主演を務め上げた今田、演技だけでなく昨年の大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』でナレーションを担当した綾瀬、ABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』で新境地を開いた川口、劇場アニメ『果てしなきスカーレット』で声優としても高い演技力を見せた芦田と、4人はいずれも人気と実力を兼ね備えた女優として活躍している。
ビジュアルやキャラクターで瞬間的に人気が高まっても、本業の実力が伴わないと支持は長続きしない。CMキャラクターである以前に「女優としてレベルが高い」からこそ、4人はトップクラスの広告需要を維持し続けているのだろう。
CM業界で‟無双状態”を続ける4人だが、その背景には納得の「人気の理由」となる共通点が存在する。ただし、CM市場はトレンドの変化が激しい世界だ。
現在の‟4強体制”はこの先も続いていくのか。それとも新世代女優が割って入るのか。ここ数年の動向が、その未来を示す分岐点となるだろう。
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